旅行まとめ

旅行に行った時の話をまとめていきます。最近はあまり旅行に行けていないので雑記も書いています。

誰もが一度は見たことのある名画が沢山!オルセー美術館!(パリ編④)~海外初心者の女子大生二人でヨーロッパ旅行に行った話#18~

 こんにちは!前回の投稿から4か月も経ってしまいました。

 この旅行に行ったのが2019年の九月末のためそろそろ一年が経とうとしています。

 さすがに一年経っても未完成はマズイッ……!

 なんとか帰国まで書き上げたいと思い、再び筆を執りました。

 しかし一年経っても旅の光景は鮮明に思い出せますね。忘れてしまっているところも多々あると思いますがさらに忘れないうちになんとか書き上げたいと思います。

 

オルセー美術館の話

 オルセー美術館は開館時間より数分遅れて着きました。長蛇の列ほどではないですが三列くらいに折れて人が並んでいます。開館が始まったばかりのようで人がどんどん入り口に入っていきます。

 私たちも列の一番後ろに並び、数分待った後に入館!

 

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ひろーい!!!!!!!!!!!!!!

 入ったらいきなり吹き抜けです。クッションなしの美術品です。中央に彫刻が並んでいて、両サイドに絵画が展示されている部屋があります。入ったら壁があって絵が並んでいるのかなと想像していたので一瞬絵はどこだ?と探してしまいました。

 

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 二階から見るとこんな感じ。

 

 展示品をきちんと鑑賞できるようにコンタクトを着けようと彫刻の並んでいる広間を突っ切って入り口の丁度反対にあるトイレに向かいます。

 コンタクトを装着し準備万端!まずは象徴主義のコーナーに行きます。(ちょうど一階のトイレを出た所の近くに展示されているのが見えた)

 

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 モローの「オルフェウスの首を持つトラキアの娘」です。美術の講義で出てきました。物語性が高くてとても印象に残っていた絵です。

 

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 こちらもモローの「イアソンとメディア」です。初めて見る絵でした。フランス語の題で「イアソン」「メディア」は読めたのでギリシャ神話だねーとAちゃんと話しました。どちらも神秘さと夢の中のような美しくて儚い印象をどこか持っていてインパクトがありますね。

 

 講義で沢山学んだ印象派が見たいので印象派の絵画が展示されている五階へ向かいます。ゴーギャンゴッホ、ルドンと同じみの方々の絵画がズラリ。ゴーギャンのブースにはゴーギャンが実際に住んでいたタヒチの家の玄関の飾り?のようなものが展示してありました。

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 ゴーギャンの「タヒチの女たち」。小学校にこの絵のレプリカが階段の壁に飾ってありました。まさか本物を見ることになるとは思いませんでした。

 

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 誰もが一度は見たことのあるゴッホの自画像。ゴッホは色には感情を呼び覚まさせる効果の他に空間を規定できるという利点があると考え、自分が空間をどう決めたいかによって色を配置したそうです。「自画像」の背景が寒色なのは見る者に遠さを感じさせる色だからだとか。

 

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 こちらも有名なゴッホの「星降る夜」です。夜空に描かれている星は大熊座だそうです。なんと日本の浮世絵の影響を強く受けて描かれたのだとか。

 この絵が描かれた1888年ゴッホは南仏アルルにいて一時期ゴーギャンとも共同生活をしていたそうです。

 

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 オーヴェールの教会。うねるようなタッチは晩年の作品の特徴なのだそうです。

 

 通路を抜けて反対側に行くと印象派天国です!モネ、マネ、セザンヌといった印象派の有名どころが沢山!

 

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 マネの「笛を吹く少年」

 この広範に色を平塗りする描き方はルネサンス以降の西洋絵画で必須とされた遠近法や物の重量感を全く考慮せず、批評家の批判の種となったそうです。

 

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 マネの「スミレの花束を持ったベルト・モリゾ

 このころはブルジョワたちが自分たちの新たな富に貴族的な崇高さを与えようと競って肖像画を発注していたため、肖像画が多く描かれたそうです。画家たちにとっては非常に助かる社会情勢だったのだとか。

 

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「闘牛」(左)と「ローラ・ド・ヴァランス」(右)

 どちらもマネの作品です。

 マネは子供の頃にルーヴル美術館でスペイン絵画に心を惹かれた可能性があるのだとか。「ローラ・ド・ヴァランス」は1862年にパリ公演にやってきたスペインのバレー団の踊り子のうちの一人です。マネはバレー団の踊り子たちに絵のモデルになるように頼んだそうです。詳細に描かれた踊り子のスカートが注目ポイントです。

 

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 マネの「草上の昼食」です。

 それまでの絵画上の裸婦はヴィーナスやニンフなどの神話、伝説上の女性に限られていました。そのため、二人の紳士と裸の女性が森の中でピクニックをしているこの絵は当時スキャンダルになったそうです。

 オルセー美術館には同じタイトル絵でモネによって描かれたものがありますが、モネはこの絵に敬意を込めて新たに友人となった画家たちにモデルを頼んで同じテーマで絵を描いたのだそうです。

 

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 モネの「右向きの日傘の女」

 

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 同じくモネの「左向きの日傘の女」

 有名な「積み藁」の連作のように一瞬のうちに捉えた光と空気を描くことを試みた絵です。風景画のように戸外の人物像を自分が理解したままに描くのはモネの昔からの夢であったそうです。

 

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 これがそのモネの「積み藁」の連作の一つ、「積み藁、夏の終わり」です。先ほどの人物画より後に描かれた作品になります。

 連作なのに他の作品は違う美術館にあるんかーい!って感じですが。(「積み藁、日没」はボストン美術館、「積み藁、雪の効果、夕日」はシカゴ美術館にあります。)

 影の部分の鮮やかな赤や黄緑は大気に分散する光を描こうとしたことが伺えます。「周囲を包むもの」は絶え間なく変化していく流動的なものであるのに対して「積み藁」は不動のモチーフなのです。

 

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 モネの「モントルグイユ街、1876年6月30日」

 この日は万国博覧会に合わせてフランスの再生を祝う祭典が行われたそうです。

 この絵では通りを歩く野次馬や風に揺れる旗は色のついた線でしかありませんが、絵を見る人が描かれているものが何かを解釈し、自分で再構成するのです。

 近づいてみるとただの色の集まりなのに遠くから見るとちゃんと風景になっているのがすごいですよね。

 

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 有名なモネの「ひなげし」

 描かれている赤い点の跡が何を表すのかは見る人たちの判断に任されます。私には花に見えますが他の解釈もあるのでしょうか。

 

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 モネの連作「ルーアンの大聖堂」です。

 固定された構図でゴシック様式の細かく入り組んだ装飾に光が与える効果が描かれています。作品数は全部で33点!モネは大聖堂前に面している空き部屋に入居してこの作品を描いたそうです。本人にとってもかなり困難な仕事であったと手紙が残っています。

 時間や日によって絶えず移ろう大気や光の変化を石造りのファサードの上に表現することがモネが何より興味を持っていたことであり、実際見比べてみると同じ構図で建物しか描かれていないのにその絵毎の空気感、時間帯、気温が伝わってきますよね。

 

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 モネの「青い睡蓮」です。実は高校生くらいの頃、近くの美術館にこの絵が来たので一度見たことがあるんです。数年ぶりの再会です。

 この絵はジヴェルニーのモネが構想して整備させた水の庭園で描かれました。モネは「私の最高傑作、それは私の庭園だ」という言葉を遺しています。

 

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 セザンヌの「オーヴェールの首吊りの家」です。

 セザンヌ印象派に対して疑問を抱き、しっかりした構図、遠近法を求めました。

 この絵はピサロから印象派の手法を学び、実践した作品だそうです。家の壁や丘の面の重なりで奥行を出しています。樹木で垂直、屋根や山の稜線で水平を出し、画面にどっしりとした安定感があります。

 セザンヌはポスト印象派であるため、印象派には含まれません。自然を模写するのではなく、自然を解き明かすことがセザンヌのモットーだったようです。

 

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 ドガの「カフェにて」です。第二帝政時代と第三共和政時代にパリでは庶民の楽しみとして「カフェ・コンセール」が流行したそうです。1880年代初期にはモンマルトルの丘のふもとや大通りなどにそのようなカフェが200軒以上もあったのだとか。

 描かれている人物は当時ライバル関係にあった画家のマルスラン・デブータンと女優のエレン・アンドレだそうです。

 

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 ルノワールの「ピアノを弾く娘たち」です。

 私は印象派の中ではルノワールが最推しなのです。ルノワールの絵画は幸せな光景が描かれていることが多く、色遣いの柔らかさや描かれている人物のつっつきたくなるような頬っぺたに魅力を感じます。実際、ルノワールは「絵画は、愛らしく、喜びに満ちていて、きれいでなくてはならない」という言葉を遺しています。

 あと完全に個人的な話ですが幼稚園くらいの時に家の壁に飾ってあったカレンダーがルノワールの絵だったり、子供向けの美術の本でよく読んでいたのがルノワールの絵の本だったりするので懐かしさもどこか感じるのです。

 「ピアノを弾く娘たち」の絵はオランジュリー美術館にあると聞いていたのであれ?と思ったのですが、調べてみると実はルノワールは同じテーマで絵を五点書いており、特にこの絵に似た作品をあと二点描いているのだそうです。オルセー美術館にあるものは1892年に国家買い上げになった作品だそうです。また、あと一つの似ている作品はメトロポリタン美術館にあるとのこと。三つ並べてみると間違い探しのようになるのでしょうか。

 ブルジョワ家庭で悩み事もなく大好きな趣味に熱中する美しい思春期の娘の姿を描くことはルノワールが生涯を通じて描き続けることになるテーマの一つなのだそうです。

 

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 ルノワールの都会のダンス(左)と田舎のダンス(右)です。

 初めて見る作品だったのですが、一瞬で好きになった絵です。気取って上品に踊る都会のダンスと楽しそうに踊る田舎のダンス。並べて展示されていることで対比が際立ちます。特に、田舎のダンスの女の人の幸せそうな表情は見ているこちらも幸せな気持ちになります。

 

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 ルノワールの「ヴェールの女」です。

 ルノワールは注文による肖像画を最も多く描いた画家とされています。小さなサイズで描かれているのは彼の好みだったようです。「ヴェールの女」のはいまだに誰なのかわからない肖像画です。ミステリアスな魅力がありますね。

 

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 ルノワールの「ぶらんこ」です。

 第三回印象派展に出品され、称賛されましたが一方で木漏れ日の描き方については「まるで人物の服についた油じみのようである」と批評も受けたらしいです。

 当時の批評家は詳細に描き込まれた絵を近くで隅々までみて評価することを好み、印象派のような近くから見ればただの色の重なりですが遠くから見れば人物や風景に見えるという画風はあまり理解されなかったそうです。

 

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 ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」です。

 木漏れ日の下で沢山の人々が踊っている様子はとても楽し気でいつまでも見て居たくなりますね!

 この絵はすべてを現場で制作することにしていたため、毎日コルト街からムーランまで絵を運んで描かれたそうです。

 

 こんな感じでとっても楽しい印象派のコーナーでした。写真を撮ったり近づいたり遠ざかったりするなどして一時間ほど鑑賞。

 同じ階にお土産物屋さんがあったので「オルセー美術館絵画鑑賞の手引き」の日本語版を購入。上に書いた絵画の説明はこの本を参照しています。(あと講義のレジュメからも少し)

 ルノワールのグッズを探しましたがほとんどがゴッホとモネでありませんでした。なので特に小物は買わなかったのですが後からバッグを買っておけばよかったと後悔しました。旅行あるあるですね。

 

 五階の時計型の窓からはルーヴル美術館がちらりと見えました。おしゃれ!

 

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 チラ見えルーヴル美術館

 

 Aちゃんはジャポニズムを見たがっていましたが、行ったときはジャポニズムのコーナーは閉鎖されていました。私も見たかったので残念。

 

 印象派を堪能した後はクールベ、ミレー等の自然主義を鑑賞しに一階へ。クールベのオルナンの埋葬がドーンと展示されていました。

 

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 クールベ「オルナンの埋葬」

 名もない田舎の人たちの葬儀が描かれた伝統や教養に囚われない、作り物ではない単純率直な絵です。この絵はサロンに出品されるとたちまち批判が沸き起こったそうです。主題が歴史や神話などではなく名も知らない人々の埋葬の様子が本来は歴史画のような重い主題が描かれるようなサイズで描かれたことがその理由となりました。さらに、絵に登場する人々を写実的に描く手法は現実そのものであり、醜いものであるとも批判されたそうです。

 クールベは故郷オルナンの自然を描いた風景画を多く制作しましたが、それは「風景を描くにはその土地をよく知っていなければならない」とパリの権力に屈しない地方主義の表れであったそうです。地元への愛を感じますね。

 

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 クールベ「嵐の後のエトルタの断崖」

 クールベノルマンディー地方エトルタで多大な風景画を描きました。これはリゾート地として急速に有名になりはじめた頃に制作されたそうです。断崖の不動の存在感と物質性が描かれ、構図は水平線と岩の垂直をがっちりと組んだ堅固なものになっています。雷雨の過ぎ去った後のすべてが洗われたような新鮮さと濃厚な地上。空は晴れやかで雄大な広がりが表現されています。

 クールベは故郷オルナンの白い断崖と似た奇岩の魅力に取りつかれたそうです。別の場所の風景が描かれていてもクールベの故郷を想う気持ちが伝わってきますね。

 

 ミレーの「落穂拾い」も探したのですが、見つかりませんでした……。丁度展示されていなかったのか、見つけられなかったのかどっちでしょう。

 余談ですが「落穂拾い」もレプリカが小学校の階段の壁に飾ってあったので見るとどこか懐かしい気持ちになります。

 

 代わりにボヌールの「ニヴェルネ地方の耕作、初のすき入れ」を見つけました。

 

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 この絵は農婦の過酷な生活を描いたミレーの「落穂拾い」に対し、農民生活の明るく健康的な側面を描いた絵として講義で学びました。光を浴び、今にも動き出しそうないきいきとした牛がとても印象深かった絵です。

 ボヌールのこの作品は写実主義に通じるものがありますがこれは伝統的な型通りに描かれたアカデミー的な絵画です。ボヌールは生涯を通じて動物を描きましたが、動物のありのままの姿を観察するためにフォンテーヌブローの森の近くにあるビーの館にアトリエを構えたそうです。

 

昼食の話

 自然主義のコーナーをぷらぷら見ていたらお腹が空いてきたので、オルセー美術館内のレストランに行くことにしました。まだ12時前ということで人は少なく、すんなりと入れました。お給仕をしてくれるのは明るくて気さくそうなおばさんです。

 

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 オルセー美術館内のカフェ。時計の裏の空間になっています。

 

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 この正面の時計の裏でしょうか。オルセー美術館は1900年に建造された駅舎を再利用した建物です。とても大きな建物ですが元はどんな駅舎だったのでしょうか。

 

 メニューを見ましたが相変わらず解読できません。チキンとライスだけ解読できたのでそれを頼みます。Aちゃんはキッシュを頼みました。

 料理が来るのを待っている間、ついさっき買った「オルセー美術館絵画鑑賞の手引き」をチラ見。何も考えずに携帯を机の上に置いてページをぱらぱらめくっているとAちゃんに「スられるよ」と言われました。「机の上に携帯を置きっぱなしにしていると目をちょっと離した隙にスられる」という添乗員さんの話を思い出してドキッとします。すっかり油断していました。携帯はバッグの中へ。バッグもちゃんと膝の上へ。

 日本では無意識にやってしまっている習慣もフランスでは命取りになります。

 

 料理が来ました。

 

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 美味しそ~!!!!!!!!!!

 フランスのライスはジャスミン米でした。どこかエスニックさを感じさせる味です。

 

 お会計を呼ぶのにまだフランスの文化に馴染めていない私はまたお給仕をしてくれたおばさんと違う店員さんを呼びそうになってAちゃんに窘められます。なかなか学びません。

 お会計をしてもらうのにもたもたしていたので隣に座っていたおじさんが何かトラブル?と英語で話しかけてきました。(よく話しかけられた内容がわかりましたね)

 「大丈夫」のつもりで「OK」といったのですが、日本の大丈夫の感覚で「OK」は使い方が合っているのでしょうか。つもり英語は怖いですね。

 

 今度こそ店員さんに「美味しかったです」という気持ちを伝えてくて、お会計が終わった後おばさんに「セテデリシュー」と言いました。(ガイドブックを何回も見てついに覚えられました!)

 するとおばさん「オーゥメルシィ~」ととても喜んでくれた様子だったのでどうやら通じたようです。ちゃんと伝わるかドキドキしましたがフランスの人と遂にフランス語で通じあえてとても嬉しい気持ちと興奮を感じました。

 

彫刻の話

 オルセー美術館にはたくさんの彫刻がありました。特に、吹き抜け部分の二階には何をかたどっているのかよくわからないものも沢山ありました。「オルセー美術館絵画鑑賞の手引き」に載っているかなーと思ったのですが絵画鑑賞の手引きですからね、載っていません。いつかあの彫刻たちについて知れる機会があればいいなと思いつつ、気になった彫刻たちの写真を載せておきます。

 

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 最初はカバかと思いましたが豚にも牛にも見えます。

 

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 顔はビリケンさん、体は土偶

 

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 ポケモンにいそうです。

 

 

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 ポンポンのシロクマです。綺麗で可愛らしい印象です。ほとんど本物のシロクマと同じサイズなのだそうです。他にもいろいろなサイズのポンポンのシロクマが各地にあるそうです。なんとそのうちの一つは群馬県立館林美術館にあるとか!群馬なら国内で行きやすいのでいつか行ってみたいですね。

 

猫の話

 Aちゃんとナビ派のブースをうろちょろしていたら猫の絵がありました。

 

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「見て!猫だ!」「本当だ!変な猫!」「ツイッターでバズってる猫の写真みたい!」等とよく知らない絵なのをいいことにAちゃんと好き勝手言います。

 この猫ちゃん、ちゃんと正体が「絵画鑑賞の手引き」に載っていました。ピエール・ボナールの「白い猫」です。

 なんとボナールさん、『日本的なナビ』と呼ばれていてこの絵も日本版画の猫科動物の絵に着想を得たらしいのです!!

 大きい背中と極端に大きな足、S字の大きな尻尾、二本の線で表現された目、そして奥に引き込まれた頭は猫の持つ快楽的な特性を表しているのだとか。

 この猫ちゃんが気になったのも日本繋がりでどこか通じ合うものがあったからなのかもしれませんね(^^)

 

 さて、次のヴェルサイユ宮殿のツアーの集合時間が迫ってきたので後ろ髪を引かれる思いでオルセー美術館を後にします。もっと見ていたかったですね。また今度です。

 時間が大分ギリギリなのでオルセー美術館を出た瞬間、集合場所までAちゃんと猛ダッシュオルセー美術館の入り口の広場で待機していた人力車の車夫さんが「ニーハオ!」と声をかけてきました。私たちを中国人だと思ったようです。急いでいるので返事する暇もなく前を駆け抜ける私たち。

 

 そんな感じで大満足のオルセー美術館でした。

 さて、次回はいよいよヴェルサイユ宮殿!!!次はあまり間を空けずに更新したいですね。

 それではまた!

また迷子?遂に開幕パリ観光!(パリ編③)~海外初心者の女子大生二人でヨーロッパ旅行に行った話#17~

 こんにちは!今回はいよいよパリを歩いての観光の話をしていきたいと思います!オペラ座、パレ・ロワイヤル、ルーヴル美術館のガラスのピラミッドでの話をしたいと思います。

 

出発の話

 さて、遂に旅行最終日。この日はパリで終日自由行動。私の希望で午前はオペラ座で降りてオペラ座、パレ・ロワイヤルとルーヴル美術館を通ってオルセー美術館で過ごし、午後からはオプショナルツアーでヴェルサイユ宮殿に向かう予定です。

 オルセー美術館は入場に並ぶという前情報から、開館時間よりちょっと前に着けたら良いなと思っていました。9:30から開館なので6:00くらいにホテルを出ようとAちゃんと言っていましたが、結局ホテルを出たのは6:30。

 早朝の地下鉄は気持ち悪いという添乗員さんの言葉もありましたが6:30から添乗員さんがツアーの人たちと地下鉄でパリ中心部のルーヴル美術館の駅まで連れて行ってくれるとのことでそこに私たちも便乗することにしたのです。

 駅員さんからチケットを買い、地下鉄に乗ります。

 地下鉄は日本とあまり変わらない感じです。朝早いので人はそこまで多くなかった気がします。

 オペラ座の駅に着き、ルーヴル美術館に向かう人たちは乗り換えます。私たちはオペラ座で降りるのでツアーの人たちとはここでお別れです。

 

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パリの地下鉄の電光掲示板。次に着く駅が点滅する仕様だった気がします。(うろ覚え)

 

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オペラ座の駅はこんな感じ。

 

オペラ座の話

 外に出ると目の前に早速オペラ座!すごーい!とパシャパシャ写真を撮っているとデジカメに突如「空き容量がありません」の文字が

 メモリーの中の写真は全て消して十分に容量を空けたつもりでしたが、この五日間の大ボリュームの旅行には耐えられなかったようです。ということでこれから先の写真は全て携帯のカメラになります。私の携帯のカメラは画質が悪いのでとても残念です。Aちゃんの画質の良いカメラに託します。(人任せ)

 

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オペラ座。とても大きいです。夢中で写真を撮る私が写り込んでいます。この後にメモリーがなくなりました。こんなに豪華ですが裏側のようです。

 

方向音痴の話

 さて、このオペラ座からパレ・ロワイヤルに向かうのですが、道がよくわかりません。ガイドブックの地図を見て、こっちだ!と道を進もうとしたところ、Aちゃんに「ちょっと待って」と言われました。

 Aちゃんに地図を見せると、Aちゃんは私が進もうとしていたのと反対の方向へ。あれれ……。

「えっ、そっちなの?」

「一緒に降りた人たちもこっち側に行ってたしこっち側なんじゃないかなあ」

 なるほど、とにかくAちゃんの言うとおりにします。ストラスブールで道に迷った時も正しかったのはAちゃんです。自分を過信してはいけません。

 Aちゃんの言う通りに道を歩くとオペラ座の表側に出ました。表側は正に劇場といった様子で大迫力です。オペラ通りの標識もあり、なるほどこの道を行くので良さそうです。

 

 

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表から見るオペラ座。朝日に照らされて綺麗です。

 

 

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ちなみに間違えて行きそうになった道。オペラ通りを通ってルーヴル美術館に行くのならこっち側に行ってはいけません。

 

挨拶の話

 オペラ座通りをてこてこ歩く私とAちゃん。パリの信号機は一瞬で変わり、危ないです。一つの道路に二つ信号機がついているところは時差で色が変わるようです。

 行く途中の道に午後のオプショナルツアーの集合場所があるそうなので確認します。道に迷って集合時間に間に合わなかったら大変ですものね。(フラグ)

 気持ちの良い朝の空気を感じながら人通りのまばらなパリを歩きます。

 

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オペラ座通り。まだ少し暗いです。

 

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なんとパリにもジュンク堂がありました。左上には見慣れた日本語の書店名が。

 

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ハトの朝は早い。

 

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 朝日の差す通りを歩くAちゃん。一日の始まり感があります。

 

 慣れてないパリはやっぱり道に迷い、あっちにいったりこっちにいったり。どこも石造りの建物で立派なので全部お城のように見えてしまいます。なんと行き過ぎて証券会社まで行ってしまいました。

 Aちゃんがインターネットで地図を見て軌道修正。正しい道を歩き出します。

 

 途中、私たちが歩いている通りにフランス人の男の人二人組がいました。

「ボンジュール」

 と言われ、私たちも「ボンジュール」と返します。

 そして、通り過ぎる時、

「コンバンハ!」

 と言われました。日本人とわかってもらえたことに感動し、朝ですが「こんばんは!」と返しました。

 ストラスブールのレストランで「ボンソワール」といわれましたが「ボンジュール」と返してしまったことを思い出します。

 

 その後、Aちゃんが「フランス人だから夜に日本人を口説くために『こんばんは』を知っているのかな」と言っていて妙に納得してしまいました。もしそうならさすが愛の国ですね。

 

パレ・ロワイヤルの話

 さて、あっちにいったりこっちにいったり、出会いがありながらもパレ・ロワイヤルに着くことが出来ました。ちゃんと「PALIS LOYAL」と書いてあるので今度は間違いありません。

 

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ちゃんとパレ・ロワイヤルです。

 

 パレ・ロワイヤルはルイ14世が幼少時代を過ごし、パレ・ロワイヤルと名付けました。その後オルレアン公が住み、庭園の周囲に回廊を建設して商店を誘致しました。(ガイドブック参照)

 漫画「ベルサイユのばら」でもオルレアン公とその仲間たちのたまり場になっていましたね。オスカルが黒い騎士を追いかけてたどり着いたところです。

 建物ではなくお庭を回ったのでベルばらというよりはルイ14世の過ごした美しい庭という印象の方が強かったです。

 

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立派な噴水です。後ろに見える建物が映えます。

 

f:id:mimimimiysm:20200519201352j:plain朝日を浴びる並木道。奥に建物が構えています。

 

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近づくとこんな感じ。

 

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花も綺麗に咲いています

 

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セレブリティな金の蛇口。枯れ葉が溜まってる所が近所の公園のようでそこはかとなく親近感を感じます。

 

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はしゃいでお庭の中へ。気分はルイ14世(?)

 

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これが件の回廊でしょうか。

 

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外は工事中みたいです。なんだか不思議な気持ちになります。

 

 こんな素敵なお庭を朝から散歩できて中々良い観光の始まりです。

 

ルーヴル美術館の話

 パレ・ロワイヤルを出るとすぐにルーヴル美術館があります。さすが宮殿だっただけあり、その大きさに圧倒されます。

 

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パレ・ロワイヤル側のルーヴル美術館の入り口。前の日にセーヌ川から見えたものとは反対側です。

 

 美しい門の中に吸い込まれるように入ります。

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通路ですがとーても綺麗です。宮殿が至る所で主張をしています。Aちゃんは天上に見とれていました。

 

 通路を抜けると出ました!ガラスのピラミッドです!その大きさと綺麗さにAちゃんと大興奮です。

 

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ルーヴル美術館のガラスのピラミッド。8:30くらいでしたが結構人がいます。

 

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ピラミッド側から見るルーヴル美術館も綺麗です。360度どこから見ても美しく見えるように設計されているんですね。

 

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凱旋門のような門も見えます。開放的な風景です。

 

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スフィンクスのような銅像もありました。

 

 さて、ルーヴル美術館を抜けて最終目的地オルセー美術館に向かいます。この時点で既に9:00近くなっていたので9:30のオルセー美術館の開館に間に合うかな?と少しドキドキ。並んで入るまでに時間がなくなって中をじっくり見る時間がなかったらどうしよう?と少し不安になります。

 

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セーヌ川側に抜けたルーヴル美術館

 

 セーヌ川の橋からオルセー美術館が見えます。なんとか開館時間には間に合いそうでほっとしながらAちゃんと写真を撮ったりして向かいます。

 

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セーヌ川からオルセー美術館

 

f:id:mimimimiysm:20200519211715j:plain川を渡り終えたオルセー美術館の前の道。朝なので前日にバスから見た屋台も完全に閉じています。ラクガキでしょうか、壁に描かれた文字がすごいですね。

 

 パリは実際に歩いてみて本当に美しい街だなと思いました。街中に元々宮殿だった建物があり、王族の華やかさが身近に感じられるからかもしれませんね。

こういうところに気軽に行けたり住めたりしたらちょっとするだけで毎日心が充実しそうだなと思いました。

 ということで、パリの散歩編でした。オルセー美術館での話は次回にすることにします。

 それではまた!

 

どきどきわくわく!フランスのスーパーで夕飯調達!(パリ編②)~海外初心者の女子大生二人でヨーロッパ旅行に行った話#16~

 

 こんにちは!今回はパリ車窓観光後の夜ご飯の話をしたいと思います!

 余談ですが、この話は前の話にくっつけようと思っていたのですが長すぎて分けようと思い、別の記事に内容をコピペしました、しかし、前の記事を投稿し終わってからこちらの記事を見るとどういうわけかコピペした内容が消えてしまっていました。どうやら保存をせずに終了してしまったようです。

 というわけでこの記事は消えてしまった文章たちを頑張って思い起こし書いています。文章から切なさを感じたらそれはきっと私の気持ちが反映されてしまってのでしょう。下書きはこまめに更新しましょうねという教訓を胸に刻みつつ、書いていきます。

 

お店の話

 パリの車窓観光を終え、その日泊まるホテルに向かいました。ホテルはパリの中心部から少し離れていますが、地下鉄の駅から目の前にある交通の便の良い場所です。裏にはスーパーマーケットもあるそうで、その日の夕飯は自由だったためAちゃんとそこでご飯を調達しようと計画していました。

 

 ホテルに荷物を置き、早速買出しにGO!

 ホテルの裏にあったのはスーパーとは思えない大きな建物。ここかな?と思い。入ってみます。

 中は大きな吹き抜けと両サイドにファストフード店。間違えたかな?と思いましたが食品売り場はちゃんと二階にありました。

 スーパーマーケットと聞いていたので一般的な食品のみが売っているお店を想像していたのですが、むしろイオンのようなショッピングモールだったんですね。

 

エスカレーターの話

 さて、二階に上がるのですがなんとエスカレーターは階段ではありません。

 じゃあ何か?坂です。角度のついたベルトコンベアーです。イオンの地下駐車場に続くカートを押していける階段のないエスカレーターです。(全てのイオンがそのような造りになっているかはわかりませんが)

 私は小学生の頃、このベルトコンベアーのようなエスカレーターが好きでイオンに行くと地下駐車場に用事がないのによく乗っていました。そんなワクワク感を味わわせてくれるエスカレーターです。

 このエスカレーターもカートのまま階を移動できるようになっているのでしょう。上っている時に、人ひとりが入れそうな大きなカートを押して下っていく家族とすれ違いました。ちなみにこのエスカレーター、帰りは結構急です。

 

カートの話

 食品売り場に着き、早速お買い物!といきたかったのですがカートが見当たりません。

 私たちの目に着く場所にあるのはエスカレーターですれ違った家族が持っていたような一週間分の食料を入れても余るようなカートだけです。これでは私とAちゃんの一食分の食料を入れるには余ってしまいます。それに錠前が付いていてロックがかかっており、どうやって使えるようにするのかもわかりません。

 他に、キャリーバッグのようなキャスターがついてコロコロ引けるタイプのカゴがありました。私たちの買い物にはそれが丁度良さそうです。しかし、どこにあるのでしょう。

 Aちゃんとしばらく食品売り場の入り口をウロウロ。すると同じツアーで仲良くなったMNちゃんとMAちゃんがきました。なんと私たちが探しているキャスター付きのカゴを持っています!

「それどこにあったの!?」

「入り口の横の裏にあったよ~」

 MAちゃんの言う通り、食料品売り場のすぐ向かって右手のコンテナがいっぱい積んでいるところの裏側を覗いてみました。しかし、何もありません。もぬけの空です。

 どうやらみんな買い物をしているので全て使われてしまったようです。カゴが来るまで少しAちゃんとフロアをうろちょろし(私の記憶が正しければ同じフロアには時計屋さんみたいなのも入っていました)元の場所に戻ると奇跡的にカゴが二つほどありました。

 これで一安心。やったね!とお買い物スタートです。

 

買い物の話

 食料品売り場は日本のイオンなどのショッピングモールの食料品売り場の二倍くら大きく感じました。食料品だけではなく化粧品や日用品も売っています。

 

 日本では見ない生鮮食品やお菓子、飲み物も沢山売っています。Aちゃんはお菓子を沢山買っていました。私も、ヌテラを挟んだクッキーのお菓子を見つけたのでカートに入れます。

 

 ヌテラはイタリアのパンに塗ったりできるチョコクリームなのですが、これより美味しいチョコクリームに私は出会ったことがありません。日本ではクリームしか見たことがなく、お菓子は初めて見ました。

 

 果物売り場や野菜売り場には見慣れないものが沢山ありました。細かいことは忘れてしまったのですがドリアンやココナッツが並んでいたのが印象に残っています。

 

 最初、ココナッツを買ってココナッツウォーターを飲もうと考え、カゴにココナッツを入れていたのですがその後、飲み物売り場でココナッツウォーターが普通に売っているのを見てそっちを買うことにしました。

 

 肉製品売り場には豊富な種類のチーズやソーセージ、ベーコンが売っていました。沢山買って日本に持って帰りたいところですが、検疫で引っかかってしまうので海外の肉製品は持ち込めません(泣)。

 せめてお酒を飲んでつまみにそれらを食べようと食べきれる分を買います。サラミ、チーズ、生ハム、ベーコンなどを買いました。

 

 一時間以上ウロウロし、買い物かごをいっぱいにしてレジにならびましたがレジはどこもすごい行列です。

 家族で買い物に来ている人たちは先ほど話題に出した人が一人入れそうな大きな買い物かごいっぱいに食料を詰めています。どのくらいで食べきるのでしょうか。

 みんなそんな感じなのでとても並びます。

 私たちの番の手前に来ると。レジのあるテーブルのベルトコンベアーに買うものを置きます。なんとベルトコンベアーで商品を店員さんの前まで運ぶのです。

 値段が決まるとさらにベルコンベアーが流れ、レジの隣のスペースで荷物を整理することができます。日本と違って店員さんがいちいち商品を別のカゴに移したり袋詰めしたりしなくていいのです。

 

 以前スーパーマーケットでレジ打ちをしたことがありますが、カゴに無造作に入れられているのに、なぜかきちんと収まっている商品を取り出し、バーコードをスキャンし、商品を潰さないようにきれいにカゴにいれるのはとても大変でした。全て綺麗に入れられたと思ったら一番底からスイカが出てきて絶望したりなんてしました。

 それがフランスの店員さんはそんな絶望を味わわなくていいのです。なんと便利。日本でも取り入れてほしいですね。

 

買ったものの話

 ということで無事買い物を終え、買ったものがこちらになります!

 

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 まずはお弁当です。本日のメインです。ツナオリーブパスタサラダみたいな感じでした。少しパサパサ感がしました。意外と量が多く、付け合わせのパンはお腹がいっぱいになって食べられなかったので次の日のおやつになりました。

 ちなみに、折り畳み式のプラスチックフォークがついていたのですが、あまりにもコンパクトに折りたたまれていたのでフォークと気づかずに持参したフォークで食べました。

 

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 お次はビールと寿司とインスタントスープ(?)。お寿司は少し乱れています。持ち運ぶ途中にきっと日本人に食べられるのが嬉しくて踊っていたのでしょう。

 スーパーでお寿司のパックを見つけ、お米と醤油の懐かしさと海外で売っているお寿司はどんな味なんだろう?という興味が湧いて買ってしまいました。大体これでお腹がいっぱいになりました。味は日本で食べる普通のお寿司とあまり変わらなかった気がします。

 インスタントスープは麺が入っていてとても美味しかったです。イタリアンな味がしました。

 

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こんな感じ。

 

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 ビールはこちらに写っているおつまみたちと一緒にいただきました。ソーセージみたいなのはすごく硬かったような気がします。塩分は多めですね。

 ポテトチップスはAちゃんの買い物で何味かは忘れてしまいましたが塩とかコンソメみたいな単純な味ではなくてバーベキューとかサワークリームオニオンみたいな複雑で美味しい味だったと思います。

 

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 それと何を血迷ったかパスタを三袋買いました。蝶の形のファルファッレと貝の形のコンキリエッテ、そしてストラスブールでもお世話になったスパッツェル。あのアルザスの卵麺です。

 1.5€くらいで安く、しかも500gで入っているし保存もきくので日本に帰ってから食べるのに良いな~と思いました。

 帰ってからお洒落な料理は作れないので普通のパスタと同じような調理法で料理しましたが15食分くらいは作れました。少しいつもと違う雰囲気も味わえ、美味しかったです。

 ちなみにちょこっと写っているのはココナッツウォーターなのですが常温だったのも相まって期待したほどおいしくなかったです。甘くないし味もそこまでしませんでした。むしろ微かな苦みがありました。

 ごはんを食べ、お酒を飲み、スーパー飯を堪能した後、Aちゃんはこの日もすぐに寝てしまいました。一日お疲れさまでした。

 

ホテルの注意書きの話

 ところで、泊まったホテルの洗面所には複数の言語での注意書きがありました。日本語もあり、読んでみたらグーグル翻訳かなんかで訳したのか表現が所々変わっていて面白かったので紹介します。

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 私たちが喋る英語なども本場の人が聞くとこのような感じになるのでしょうか。なんだか和みますね。

 また、今までフランス語やドイツ語にずっと囲まれていたので日本語を目にしてどこかほっとしたような気持になりました。

 普段当たり前に目にしているはずの日本語を目にして安心する感覚は海外にいるからこそ味わえるものですね。

 

 今回はこの辺にしたいと思います。次回は終日自由行動のパリでの二日目の話を書いていきたいと思います。

 それではまた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

憧れのパリ!テンションアゲアゲ車窓観光!(パリ編①)~海外初心者の女子大生二人でヨーロッパ旅行に行った話#15

 こんにちは!今日はパリでの車窓観光の話をしようと思います。

 

街並みの話

 いよいよパリに入りました!テンションは爆上がりです!ふー!!!

 パリは電子キックボードで移動している人が多いです。交通量が多いからみんなキックボードで移動をするみたいですね。市長さんがキックボード文化を広めるためにキックボード専用の道路を広げているみたいです。

 キックボードいいですよね~。私も乗りたくなっちゃいます。なんと自転車感覚でキックボードを二人乗りしている男女も!新たなロマンスの扉が開きました。

 

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キックボードに乗る人

 

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パリの名物、キックボードと後輪が地面にのめりこんだ(?)自転車。その横には貸自転車も。中国のようなシステムでしょうか。後ろには絵や写真のようなものを売っている屋台も見えます。その隣は閉まってる屋台でしょうか。コンパクトですね。

 

 

前回紹介した橋の上で物を売っている黒人の方々も見れました。結構色々なものが売ってるみたいです。

 

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 私は漫画「のだめカンタービレ」が好きでよく読んでいたのですが、パリの街並みはまさに「のだめ」でみた風景そのもの!漫画のあんなシーンやこんなシーンを思い出して大興奮です。

 

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セーヌ川と遊覧船。

 

 遊覧船には人がぎっしり乗っていました。みんなパリを刊行しているんですね。お客さんはアジア系の人が多かったような気がします。

 

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 一昨年燃えてしまったノートルダム大聖堂の前を通ります。上の方が焼けっぱなしで鉄骨がむき出し。まだ修復工事が完了しておらず、悲しい姿です。

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無残な姿のノートルダム大聖堂

 

 道には屋台。絵や写真を売っているのでしょうか。

 

 

 

 対岸にはルーブル美術館。大きさにびっくりです。元々はルイ14世も住んでいたフランス王宮ですもんね。今回は時間的に中に入れませんでしたが一度中をじっくり見てみたいものです。

 

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奥に見える大きな建物がルーブル美術館です。

 

 左手にはオルセー美術館。次の日の自由行動で訪れる予定の場所です。明日行くからな!待ってろよ!と意気込みます。

 

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オルセー美術館。写真は対岸に渡ってから撮ったものです笑

 

 モネの「水連」が有名なオランジュリー美術館も見えました。ルノワールの「ピアノを弾く少女」もそこにあるということで、今回は訪れる予定はありませんでしたがいつか訪れたいなあと思いました。

 

 パリもストラスブールのように街の中にメリーゴーランドがありました。遊園地でもないのにメリーゴーランドがあるのはなんだかワクワクしてしまいますね。

 

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パリのメリーゴーランド

 

 パリといえば!エッフェル塔!ということでエッフェル塔を通りました。近くに来ると大きすぎて上が見えません。

 

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ちょっと離れたところからの写真。パリっぽさが出ますね。

 

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すぐ下から見上げることができました。下から見上げたさっぽろテレビ塔を思い出します。

 

 凱旋門も通りました。なんとなくカラフルなものをイメージしていたので本物は真っ白でした。私たちの座っている方向とは反対側だったのであまりよく見えず、写真もあまりよく撮れませんでした。残念……。

 

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反対側の窓に凱旋門。すごく大きいです。

 

 シャンゼリゼ通りに入ります。頭の中で「オーシャンゼリゼ」が流れます。お店屋さんが沢山あり、お買い物を楽しむ人々が沢山。

 

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シャンゼリゼ通り。大きな道路です。

 

 ベルばらの聖地、コンコルド広場に来ました。ここでルイ16世が処刑されたのかと思うと感慨深いですね。

 

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コンコルド広場。

 

 コンコルド広場は交通量が多く、丁度ピークの時期だったのか大混雑していました笑

 

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大混雑のコンコルド広場

 

 コンコルド広場を抜け、バスはまたセーヌ川沿いを走ります。対岸に見える建物について、マリー・アントワネットの独房だったコンシエルジュリーだと説明してもらいました。行ってみたかったですが、時間がないので断念。

 

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せっかくなので外側だけ写真を撮りました。

 

 ポン・ヌフに差し掛かった時、大学で取った美術の講義で見たルノワールの「ポン・ヌフ」を思い出して大興奮しました。写真を撮ったら奇しくも絵と同じような構図になったので嬉しいです。

 

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雨が降っていて車がある点が絵とは異なりますが……笑

 

 以前ニュースで見た、カップルたちが錠前を付けすぎて壊れたセーヌ川の橋も確認しました。錠前がつけられないようにちゃんとガラス張りになっていました。

 

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修理され綺麗になった橋

 

 ということで今回は車窓観光中心で写真多めにパリの街並みの話をしました!

 次回は夜ご飯の話をしたいと思います。それではまた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

面白エピソードも?フランスのスリについて~海外初心者の女子大生二人でヨーロッパ旅行に行った話#14.5~

 こんにちは!今回は前回のランスからパリに向かう長い移動の中で添乗員さんに聞いてフランスのスリの話についてまとめて行きたいと思います!

 

①地下鉄でのスリ

 パリの地下鉄では立つより座った方が良いです。立っているとこっそりカバンに手を入れられます。

 

 人が多いときは人込みに乗じて「乗せて乗せて!」と言わんばかりに地下鉄に押し込んで来るパターンもあります。押されたときにはもうカバンに手が入っているそうなので注意です。

 

 また、パリの地下鉄は出るときには切符は必要ないですが、たまに職員がずらっと出口に並んで切符を確認されることがあるそうです。その時に切符がなかったら50€くらい取られるらしいので切符は捨てないように注意です。

 

 この切符確認制度に乗じたスリも発生したそうです。切符を持っていなかった被害者の方は400€も騙し取られたのだとか。本来の切符確認ではこんなにお金は取らないそうです。犯人はなんとお手製の制服を着ていたそうです。手が込んでますね。

 

 切符を買う時にも注意が必要です。地下鉄の切符を買うときはカウンターの方が安全です。券売機の使い方がよくわからずもたもたしていると「代わりに買ってあげる」という人が現れるそうです。一見親切な人に思えますが任せたが最後、お礼にお金をくれといわれます。そして結局本来の交通費より高いお金を払うことになってしまいます。

 

②街のスリ

 警察の職務質問の振りをしてパスポート、クレジットカード、現金がいくらあるか、を実物を確認されてそのまま持ってかれるパターンがあるそうです。

 実例では麻薬所持の疑いがあると言われ、検査されたそうです。被害者の方は英語が堪能だったそうで相手の言うことを全て理解してしまい、クレジットカードの暗証番号も教えてしまったそうです。しかし、暗証番号を間違えて教えるというファインプレーをしたため、カードが不正に使われるなどの被害は出なかったそうでした。

 実際の警察はクレジットカードや現金のことまで聞かないそうなのでおかしいと思ったら何を言っているかわかっても、わからないフリをして逃げた方がよさそうです。

 

「Can you speak English?」と話しかけてくる詐欺もあります。答えると募金をするように言われ、書類に名前を書かされます。そして1€ほど募金しようとすると「NO!」と言われ、他の名前の隣に書いてある高額な募金額を見せられます。そして、他の人はこんない募金しているからお前も高額募金をしろと言われます。

 添乗員さんはこれに引っかかり、途中で気づいて逃げたそうです。 

 

 コーヒーのような飲み物をいきなりかけられるスリもあります。日本じゃちょっと考えられないですよね。

 かけられたものを拭いてあげると言われ、拭いてもらうためにカバンを置くといつの間にか仲間が持って行ってしまうのだそうです。

 ちなみに、添乗員さんの仕事仲間の方がこのタイプのスリにあったそうなのですが、すぐに気づいてカバンを離さずに拭かせたところ、いつまでも拭いてくれていたそうです笑

 

 レストラン等では食事中、カバンを椅子の背もたれに引っ掛けたり、背もたれの内側でも背中側においてはいけません携帯をテーブルに置いたりするのもダメです。美術館などの施設のレストラン等でも目を離した隙にすられるそうです。

 添乗員さんはバッグを床に置いていたら、そのバッグがすーっと静かに動いていたそうです。気づいて、バッグを動いていく先を見たら犯人と目が合い、その人はスーッと離れていったそうです。笑い事ではないのですがちょっと笑っちゃいますね。

 

 パリではエッフェル塔等のお土産グッズを歩き売りしたり地面に広げて売っている黒人の方がいますが、その方たちは詐欺やスリではないので大丈夫です。むしろそこでお土産を買った方が安いとか。

 

 注意すべきなのは同じように地面にいろいろ広げてギャンブルをしている人たちです。これは詐欺の手口の一つで、他にギャンブルをしているサクラの人たちが儲かっているから自分もしようと引っ掛かって大金を取られるそうです。

 

 私の聞いたスリのパターンは大体こんな感じでした。他にも様々な手口のスリがいるので外国に行ったときは貴重品やカバンは肌身離さず持ってるよう注意が必要ですね!

 

 次回はパリの車窓観光の話をしたいと思います。

 それではまた!

 

 

 

 

 

ガーゴイルが沢山!ランス編~海外初心者の女子大生二人でヨーロッパに行った話#14~

 こんにちは!レポートやら就活やらで忙しくなんやかんやしているうちに前回の投稿から二か月近く経ってしまいました。今回はランスでの話をしようと思います。

 

バスの中の話

 ランスに向かいます。ストラスブールからランスまではなんと四時間半もかかります。朝の八時に集合し、バスに乗り込みます。

 私は目が悪くてコンタクトをつけているのですが、前日は朝からコンタクトを着けたところ、装着時間が長すぎたのか目が痛くなってしまったので反省を生かしてバスの中ではコンタクトはつけません。

 

 バスの中で添乗員さんからフランスの大統領やフランスの国民性の話を聞きます。面白いのでいくつか紹介していきます。

 

自由主義の話

 フランスは自由主義の国。なので仕事とかもマニュアルに則るより個人の判断に任せているところが多いのだとか。そのため、空港の手荷物検査で自分の欲しいものがあれば没収にかこつけて持って行ったりするそうな。そんなことってある??って感じですね笑

 

消費税の話

 消費税を最初に導入したのはフランスだそうです。それなりに取られるけど国民にちゃんと還元されるので不満は出ないそうです。

 

ご飯の話

 フランスのお弁当はパンとチーズを持って行って食べる時に自分で挟むという簡単なものなのだそうです。だから日本のお弁当は栄養豊富なのが人気なのだそう。なんと日本のお弁当屋さんがあるそうです。

 

主婦の話

 日本の主婦は働きすぎでフランスの主婦はそこまで働かないそうです。例えば、日本では朝ご飯はしっかりしたものが用意されてるイメージですがフランスの朝はパンとコーヒーだけとか。しかもパンは直接テーブルに置くので洗い物が少ないそうです。

お弁当も朝ご飯もフランスぐらい簡易なものが浸透すれば日本の主婦の方たちの負担も減っていいのになあと考えます。

 

衛生の話

 フランスの衛生面は日本より結構ルーズだそうで床とテーブルと皿を同じ拭くらしいです。それを聞いてテーブルに落ちたものを食べるのはやめようと思いました。

 日本人は潔癖の国なので菌に慣れておらず、新生児と同じくらいフランスでは感染症にかかりやすいそうです。感染したら下からも上からも出まくるそう。それで病院に行ってもすぐに薬を出してくれないのがフランスの病院。とりあえずコーラ飲んどけ。といわれるらしいです。中々日本では考えられないことですよね。コーラは確かに薬みたいな味がしますが本当に薬になるのでしょうか。今度具合悪くなったらコーラ飲んでみようかな、なんて試したくなります。

 ちなみにオレンジジュースは具合悪いときに飲んではいけない。というのは世界共通らしいです。本当になんでだ?

 日本にはない文化に理解に苦しみます。

 

SAの話

 SAで休憩します。チョコエッグとリンドールを買いました。0.4€なので日本円だと47円くらいでしょうか。日本で買うと一つ100円以上するので半額以下ですね。スイスのチョコレート屋さんなので距離の問題なのでしょうか。

 チョコエッグはバスの中で食べましたがめっちゃ溶けてました(笑)常温だったので仕方ないです。中身はゴムを利用した車のおもちゃでした。

 

ノートルダム大聖堂の話

 長い長いバスの旅が終わり、ランスのノートルダム大聖堂に着きましたー!!!!

 ランスのノートルダム大聖堂フランク王国初代国王のクローヴィスが洗礼を受け、ジャンヌ・ダルクがシャルル七世の戴冠式を導いた歴史ある場所で、世界遺産にも認定されています。

 

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建物の正面にはジャンヌ・ダルク像があります。

 

 さて、さっそく外側から回っていきましょう。

 

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正面。カメラのフレームに収まりきらない大きい。

 

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ちょっと角度を変えて。ずっしりした土台の安定感が伝わってきます。

 

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後ろ側です

 

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ずらりと並ぶ彫刻たち。教会堂の入り口は神の国への門に相当するのだそうです。

 

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有名な微笑みの天使。一人だけこちらを向き不思議な笑みを浮かべています。

 

 自分の首を持ってる不思議な彫刻もありました。当時は不思議だなあくらいに思っていましたがその後西洋史の講義で斬首された後自らの首を持ち上げて説教しながら数km歩いたと言われている聖人、サン=ドニの話を聞いて、もしかして……!?と思い、調べてみました。彼の正体はサン=ドニではなく同じようなエピソードを持つランスの守護聖人、聖ニケーズだそうです。

 

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真ん中が聖ニケーズです。

 

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こんな彫刻も。

 

外側だけでも見ごたえばっちりです。特に大学の美術史でも習ったガーゴイルたちに強く心が惹きつけられました。

 ランスのノートルダム大聖堂ガーゴイルは動物たちです。その種類の多さに夢中になって写真をたくさん撮りました。

 

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ヤギのような

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ウシのような

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サイのような

 

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こんな感じで突きだしてます。

 

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ライオンに似ています。

 

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悪魔でしょうか。

 

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沢山突き出しています。

 

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毛の生えた肉食獣のようです。

 

 

 

 

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こちら側にも沢山。

 

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手すりの上もガーゴイルでしょうか?

 

 とにかくたくさんのガーゴイル!見ててとてもワクワクしました。

 

  中に入ると大きなバラ窓と沢山のステンドグラス!

 ランスのノートルダム大聖堂シャガールのステンドグラスがあるらしいのでまずそれを見に行きました。

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ステンドグラスでも油絵のように色が混ざりあっています。どうやって作ったんだろう?と不思議な感じです。

 

 ほかにもたくさんのステンドグラス。一般的に窓ごとに統一されたテーマがあるらしいです。

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バラ窓サンド。圧倒されます。

 

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抽象画のようなステンドグラスも。何を表しているのでしょう?

 

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人物も周りの模様もとても細かくて作るのにどのくらいかかるんだろうなあ、と考えます。

 ステンドグラスに描かれているものは何か、彫刻は何を表しているのか等もっとしっかり勉強してからこれば見える景色がまた変わるのかなあと思いました。もう一度訪れたいですね!

 

お土産物屋さんの話

 外に出てお土産物屋さんに入ると有名な座った悪魔の形をしているガーゴイルの置物が沢山売っていました。ランスのガーゴイルは見た限りでは動物のようなものばかりだったので実は見えないところにあるのかなあと思いました。

 単にランス関係なくガーゴイルグッズを売っているだけかもしれませんが。

 部屋が狭くて置く場所もないしお金もあまりないので買いませんでしたがちょっとほしかったです(笑)

 この日は天気がとても良くて写真が綺麗に撮れましたが雨が降っていてガーゴイルから水が出ているところも見てみたいなあと思いました。

 

バスの中とSAの話

 一時間の自由時間が終わり、バスに戻りますここからまた二時間ちょいパリに向かって走ります。バス移動の多い日です。

 バスの中ではスリについての話を沢山聞きました。パリでは荷物からはひと時も目を離してはいけません。少しの油断が命取りになります。

 携帯と財布とパスポートは絶対に守らなければと緊張が走ります。

 次の日はパリで一日自由行動です。朝から地下鉄に乗って刊行する予定だったのですが、朝の地下鉄は人がおらずなんとも気持ち悪いからやめた方が良いと添乗員さんに言われました。どうしよう、とAちゃんと顔を見合わせます。

 

 SAに着きました。昼食を摂る時間がなかったので(添乗員さん曰、良いレストランがこの辺りにはない)ここで昼食です。

 時間は15:00。昼食というかおやつです。

 SAの売店で食べるものを選びます。サラダも美味しそうでしたが折角フランスに来たのでパンを食べようとフランスパンに肉や野菜を挟んだサンドを食べることにしました。

 「シルブプレ」で大体通じると聞いてからシルブプレを使ってみたかったので店員さんにサンドイッチを指さして「ディスワンシルブプレ」と言ってみます。「これ」はフランス語がわからなかったので英語です。通じたのでしょうか^^;

 日本語でいうと「ディスワンオネガイシマス」みたいな感じですかね。バスに戻ってから調べたら何かを指さして「これをお願いします」というときは「ジュプランサ」でした。シルブプレじゃないじゃん!(;'∀')次の日に機会があったら使ってみたいですね。

 

 サンドイッチを買ったらタッチパネルでスープを買えるハイテクな自販機でトマトスープを買います。XLにしたらクルトンが入っているとのことでクルトンに釣られてXLを選択。

 なかなか量が多いですがサンドイッチが長いので丁度良い感じです。

 サンドイッチは美味しかったですがパンがとても固かったです。これが本場のフランスパン……!となりました。

 

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お昼(?)ご飯

 

 そんな感じで移動が多めのランスでした。次回はパリの車窓観光の様子とホテルでの話かスリの話のまとめを書きたいなと思っています。

 それではまた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕食を食べるのも一苦労!レストランでてんやわんやストラスブール編②~海外初心者の女子大生二人でヨーロッパ旅行に行った話#13~

 こんにちは!今回はストラスブールのレストランでの夕食の話をしたいと思います!

 

レストランに入ってから席に着くまでの話

 レストランに入りましたが誰も来ません。日本のように店員さんが来てくれるわけではないのです。

 おずおずしながらAちゃんと店員さんの気配があるところまで行きます。すると男性の店員さんがこちらに気づいてくれました。「ボンジュール!」というと「ボンソワール」と返されました。さっきまで道に迷ってわたわたしててあまり考えていませんでしたが、もう夜なのです。

 余談ですが、ドイツ、フランスと何日間かいてヨーロッパは朝が暗くて夜が明るいという印象を受けました。夜は八時くらいまで明るい気がします。

 店員さんに階段を降りるように言われ、川がすぐそばに見える下の階に来ました。しかし誰も案内してくれません。これは勝手に座っても良いのでしょうか。

 別の女性の店員さんが来て「トイレ?」というようなことを聞かれました。どこに座ればいいのか聞きたいのですが、英語が出てきません。

「ウェアー……、ウェアードゥーウィーシット?」

 なかなか苦しいです。果たしてちゃんと通じたのでしょうか。いざとなると英語ってなにも出てこないですね。

 しかし店員さん、「Oh,sit?」となんとか私の苦しい英語から言いたいことをくみ取ってくれたみたいで(今思い返すとsitはseatだったのかもしれませんが)窓とは反対側の奥の席を案内してくれました。

 

注文するまでの話

 席に着いて一息つきます。みると近くの席には同じツアーに参加している家族が。やはりみなさんここに来るのですね。

 何を食べようかとメニューを見ます。

 よ、読めない……。

 もちろんフランス語で書かれているので何が何だか全くわかりません。英語っぽいものも下に書いてありますが英語も読めません。(勉強不足)

 Aちゃんが「これ、飲み物じゃない?」と飲み物の欄に気づきます。本当です。飲み物はなんとか英語も読めます。せっかくなのでアルザスワインを飲むことに決めます。Aちゃんは「お酒は今日はいいかな…」と別の飲み物にするようです。

 料理も選びますが全くメニューが読めません。中央に「menu」と書いてあるおすすめお任せ料理っぽいものが載っていました。(後から見るとガイドブックに書いてあったのですが「menu」はメニューではなくコース料理だそうです。)それぞれ前菜、メイン、デザートを選ぶのはなんとなくわかりました。いろいろと悩んだ末、二人でこのコース料理を分けることに決まりました。

 

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全く読めなかったフランス語。次行くときはせめてメニューは読めるようになりたい。

 

 店員さんを呼びます。この店員さんを呼ぶのも一苦労。店員さんが他のテーブルに来たタイミングでなんとか目を合わせ、手を挙げてアピールして「エクキューズミー」と言います。(二回くらいチャレンジしました)

 店員さんが来たので「キャンウィーシェア?」と料理を二人で分けられるか聞きます。大丈夫とのことなので安心して注文。一応、選ぶ形式なのか「キャンウィーチューズ?」と確認も取ります。

 前菜はスモークサーモン、メインは謎のチャレンジャー精神で英語を見ても何かよくわからないものにしました。上の写真だと一番上に書いてあるものです。ここだけの話、他はポテトだったのでポテトはもういいだろうという気持ちがありました。デザートはクレームブリュレとタルトが選べます。Aちゃんと迷ったあげく、タルトにしました。

 

料理の話

 まず飲み物が運ばれてきました。

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 おなじみのアルザスワインです。Aちゃんは確かレモネードだったはずです。

 Aちゃんと乾杯し、飲んでいると前菜が来ました。

 

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 二人で食べるのに十分な量です。サーモンが臭みがなくてとっても美味しい。いくらでも食べられます。

 前菜を食べ終わったころにメインが運ばれてきました。一体私は何を頼んだのでしょうか……どきどきです。

 

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 これはっ……!とても美味しそうなのでは……!?

 鶏肉にクリームソースっぽい(クリームソースとは少し違う)ものがかかったものに茹でたほうれん草とよくわからない大量の細長くて黄色の物体。この黄色いものはなんなのでしょうか……。Aちゃんと疑問に思いながらいざ実食。

 鶏肉やっわらか……。

 ほろほろで柔らかくて食べやすいお肉です。ソースもクリーミーで美味しいです。ここはフランスなので実際は違うと思いますが、ほんのり味噌のような風味も感じました。ほうれん草もクセがなくておいしいです。そして、謎の黄色い物体。食べてみると小麦のような食感。麺でしょうか。鶏肉のソースを絡めるととても美味しいです。

 Aちゃんはこの麺「そんなにいっぱいはいらないかな…」というのでAちゃんの分も多めにばくばく食べてしまいました。

 食べ終わった後に調べたのですが、これは雄のひな鳥(coquelet)のワイン煮込みとスパッツェルというアルザス地方やスイスの卵麺だったそうです。メニューに書いてある「coquelet」が雄のひな鳥、「Riesling」がドイツのワインの種類です。

 図らずもアルザス地方の料理が食べられて満足です。

デザートのタルトはブルーベリーが乗っててとても大きいです。これは二人で分けるくらいで丁度良いですね。

 

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 このタルト、とても美味しかったです。クリームはあっさりめで生地もしっとりしています。甘すぎなくて胃もたれしません。さすがフランスのお菓子です。

 

通じなかった話

 料理を食べているとき、お水が欲しくなりました。しかし、お水をくださいはなんといえばいいのでしょうか。

 ネットで調べると「I'd like some water,please」と出てきたので店員さんを呼んで言ってみます。しかし、いまいち通じていない様子。見かねたAちゃんが「ウォータープリーズ」と言ってくれて通じました。

 あまり難しいことは考えなくて良いのかもしれませんね。

 ちなみに、その後ガイドブックを見ると「ミネラルウォーターをください」のフランス語が載っていました。「ドゥローミネラルシルヴプレ」だそうです。

 

お会計の話

 ごはんも食べ終えお会計です。まず店員さんを呼ぶのが大変でした。フランスではお給仕してくれる店員さんはテーブルで決まっています。つまりお勘定をしてくれる店員さんも同じ店員さんを呼ばなくてはなりません。私はこの習慣に中々慣れれず、違う店員さんを呼びそうになってAちゃんに諭されました。

 なかなか店員さんを呼ぶことができずソワソワする私たち。気づけば結構長居してしまいました。周りのテーブルで食事をしているフランスの人たちは食事をしながらおしゃべりを楽しんでる人が多かったので、多少長くいてもあまり気にはされないのかもしれませんが。

 また余談ですが同じ階には英語を話す観光客のような家族もいました。観光客にもフランス人にも人気のレストランのようです。

 なんとか店員さんを呼びます。食べ終わった後、「お勘定お願いします」がまず英語でなんというかわからず、Aちゃんに「チェックプリーズじゃない?」と教えてもらいました。しかし、先ほど「ミネラルウォーターをください」を見たときに、ガイドブックにフランス語で「お会計お願いします」をなんていうのか書いてあったので使ってみたくなりました。店員さんを呼ぶまで頭の中で何回も繰り返しイメージトレーニングをします。ところが、いざ店員さんを眼の前にするとすっぽり頭から抜けてしまったので結局「チェックプリーズ」と言いました。付け焼刃は駄目ですね。ちなみにフランス語で「お勘定お願いします」は「ラディシオンシルヴプレ」でした。

 さて、飲み物の会計を別々にしたいと伝えなくてはなりませんが、英語でなんて言えばいいのでしょう。

 必死で頭を働かせ、ドイツの一日目で店員のお姉さんが飲み物の勘定を分けるときに「separate?」と言っていたのを思い出します。そこでセパレートを使って頑張って意思表示。あまり通じてなかったような気もしますが何とかお兄さんと英語でコミュニケーションを取りながらお金を払いました。「フランスの人はドイツの人よりあまり英語が上手ではない」という添乗員さんの言葉通り、お兄さんも英語がペラペラというわけではなさそうで少し親近感が湧きました。(私の英語が全くわからなかっただけかもしれませんが)

 そんなこんなでお会計は終了。「何かおつり足りなくない?」とAちゃんに言われましたが、もう疲れ切ったのでもう一度店員さんを呼ぶ元気はありません。英語を禄に喋れなくて色々とご迷惑をおかけし感謝料ということにしましょう。

 レストランを出る時、最後に感謝を伝えたくて「美味しかったです」とフランス語で言おうと思い、これもガイドブックを見て練習していました。しかしこれもいざ店員さんを眼の前にすると頭からすっぽ抜け。ただ、「デリシュー」という単語だけ覚えていたので「メルシー、デリシュー」と言いました。すると接客してくれたお兄さんがにっこりしてくれました。通じたのでしょうか。(ちなみに「美味しかったです」は「セテデリシューメルシー」でした。)

 今回は道に迷ったりレストランで言葉の壁を感じたり、初めて海外旅行で困った!っていう経験をしたなあと思いました。今までは添乗員さんについて行くだけでしたが、添乗員さんがいないと自分はこんなにも無力なのだと実感しました。同時に何とか言語を理解したりこちらの意思を伝えようと悪戦苦闘するのは、それまでは夢の一部のようにふわふわしていた旅行から自分は外国にいるんだと気を引き締めるきっかけになり、日本ではできない人とのコミュニケーションの取り方を経験するというちょっとした楽しさもあったなと思いました。

 次の日とそのまた次の日も夕食は自由なので今日の反省を生かしてもっとスムーズにごはんを食べたいなあと思いました。

 

帰り道とホテルに帰ってからの話

 無事ご飯を食べ終わり、レストランを出るとAちゃんが「めちゃめちゃ眠い」と言いました。私はそんなに眠くありません。前日は私が睡魔に襲われ、Aちゃんはけろっとしていたのでまるで逆です。

 お腹もいっぱいであとはもうホテルに帰るだけなので人気のない通り道を二人で「オ~シャンゼリゼ~」と歌いながら歩きます。これは不審すぎて怪しい人も逃げます。

 ホテルに着くとAちゃんは即就寝。シャワーを浴びると言っていたので先にシャワーを浴びた後につついてみましたが全く起きません。昨日の私のようです。

 お互い本命の国になると元気になるのでしょうか。なにはともあれAちゃんお疲れさまでした。

 コルマールで買ったジンジャーブレッドマンを寝る前に食べようか悩みましたが365カロリーもあったのでやめました。

 

朝の話

 次の日の朝はそんなに早く起きなくてもいいはずなのに癖がついてしまったのか5:30に目が覚めてしまいました。余裕があるのでそのままベッドでゴロゴロしているとAちゃんも起きました。

 朝食はビュッフェです。パンの種類が豊富!

 クロワッサンはサックサクで中はふわふわ、パン・オ・ショコラはチョコチップが入っていて丁度良い甘さ、マドレーヌはノイシュバンシュタイン城に行った時からずっと食べたいと思っていたシェル型のもの。しっとりふわふわで甘くておいしいです。メープルシロップをかけたので甘さもマシマシ。シフォンケーキは蜂蜜が練りこんであり、しっとりとろけます。食パンは小分けのヌテラを塗ると最高です。この小分けのヌテラ、日本でも販売してほしいです。

 朝食のパンは魅力的過ぎてシフォンケーキもマドレーヌも沢山食べてしまいました。

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ストラスブールの朝食。美味しいハムもありました。

 

 大満足朝食を終え、バスに乗り込みます。次の目的地はランスです。

 

 ということで、次回はランスの話をしたいところですが、移動時間が結構長かったのでその間に添乗員さんから聞いた話をしたいと思います。スリの話もこの辺でまとめられたらいいなと思います。

 それではまた!