旅行まとめ

旅行に行った時の話をまとめていきます。最近はあまり旅行に行けていないので雑記も書いています。

スリに?迷子に?てんやわんやストラスブール編①~海外初心者の女子大生二人でヨーロッパ旅行に行った話#12~

 こんにちは!今回はストラスブールの話をしたいと思います!

 

ホテルの話

 ワイン街道を抜け、しばらく走り続けること約二時間。ストラスブールのホテルに着きました。今回は16:00という早い時間にホテル入りしました。

 おっ、お洒落なホテルだー!!!!

 部屋に入り、私とAちゃんは歓声をあげました。部屋がとてもお洒落なのです。

 まず、私たちの見慣れた長方形ないし正方形の部屋ではありません。ドアから入って左側の壁がカーブしています。なんとバスルームのスペースです。ぱっと見トイレとはわかりません。

 目を引くのはベッドの枕側の壁に大きく描かれた女の人の絵。芸術的な雰囲気が漂っています。

 ソファーもふかふかで机についている椅子もデザイン性抜群です。窓から見える街並みも素敵。さすがフランスです。

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ホテルの部屋。ランプもデザイン性に優れています。

 

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部屋の窓からの眺めもワクワクします。

 

ツアーでの観光とちょっと不穏な話

 荷物を置き、一息ついたらホテルのロビーに集合します。添乗員さん同行で世界遺産のプティットフランスに繰り出します!

 プティットフランスの街並みはとっても可愛い!!運河がコルマールより大きいです。

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私たちのホテル側から入ってすぐの塔

 

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大きな運河。夕方で曇っていたので写真が少し暗いです。

 

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世界遺産ポイントの木枠が外面にある家たちが並ぶ街並み。窓には案の定花が飾ってあります。

 

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テラスもあります。

 

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窓にハート。コルマールより控えめです。

 

 写真を撮る手が止まりません。私たちはずっとパシャパシャしています。

 中心部へ行く途中、沢山の鳥が飛びだっていくのが見えました。夕方なのでねぐらへ帰るのでしょうが、なにやら不穏な雰囲気です……。

 

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一斉に飛び立つ鳥たち。この光景は日本でもよく見るかも。

 

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まだ中心部ではないですがこの時点でもう十分綺麗です。

 

 中心部に来て視界が開けるといっぱいに綺麗な光景が広がります。夢中で写真を撮る私たちに添乗員さんが「対岸に見える花がいっぱいの店は美味しいレストランなので夕食に是非」とおすすめしてくれました。食べるものに困ったら行こうか、とAちゃんと話します。

 

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中心部の絶景ポイント。写真を見たことある人も多いはず。

 

 絶景の中、お互いを撮り合ったり辺りをちょこちょこ見てまわったりしていた時です。添乗員さんが少し眉をひそめて私たちを集めました。そして。

 

「あの二人……何か臭いますね……」

 見ると黒い日傘を差した一見観光している感じの白人の女の人二人です。一人はサングラスをかけていますが特に怪しいようには思えません。しかし、添乗員さんは言います。

「あの二人は怪しいですよ。スリかもしれません。あまり近づかない方が良いですよ」

 背筋が寒くなりました。スリって本当にいるんですね。わかる添乗員さんはすごいです。

 確かに、それから私たち一行にそれとなく二人は付いてきていました。しかし添乗員さんから注意を受けた私たちも警戒しています。気づけば二人の姿は見えなくなっていました。

「どうやら諦めたようですね。私たちも気づいたことに気づいたようです」

 添乗員さんは笑顔を見せました。私たちも一安心です。

 その後、歩きながら添乗員さんがなぜスリと分かったのかを説明してくれました。

 スリの特徴は傘や新聞など不自然なものを持っていることです。狙った相手の視界をそれらで塞ぎ、その隙に物を盗めるからだそうです。また、スラブ系の若い女の二人組が多いそうです

 若い女性だからといって油断は禁物ですね。ヒヤっとする体験でした。

 スリは私たちはわからなかったですが、物乞いの人もちょくちょく見かけました。足の不自由そうなおじいさんが缶を持って「シルヴプレ~(ここだけ聞き取れた)」といいながら歩いていました。添乗員さん曰、同情心を煽ってお金を入れてもらうために体の不自由な振りをしているそうです。関わらないのが吉ですね。

 貧しい人が多く、日本とはやはり治安が違うのだなと改めて再確認させられました。

 

ノートルダム大聖堂の話

 石畳と木枠の家の通りを抜けるとグーテンベルク広場に出ました。なんとメリーゴーランドが街の中にあります!観光客向けでしょうか。日本では見慣れない都会とメルヘンの融合に幻想的なものを覚えます。

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メリーゴーランドとグーテンベルク像。グーテンベルク活版印刷術を発明した人です。

 

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ストラスブールの街とメリーゴーランド。不思議な景色です。

 

 ノートルダム大聖堂はこのグーテンベルク広場よりさらに奥に進んですぐの広場です。道を歩いていると目の前いっぱいにノートルダム大聖堂が広がります。

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大きな大聖堂なのが伝わってきます。遠くから見てもわかる外観の緻密さです。

 

 コルマールの時のようにここでも楽器を演奏しているおじさんがいました。今回はアコーディオンではなく恐らく電子バイオリンです。ノートルダム大聖堂の聳え立つ広場にクラシカルな音色が流れてムードはばっちりです。

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左側の座っている男性がこの日に出会った街頭音楽家です。

 

 コルマールで見た汽車を模したバスも走っていました。観光客が沢山乗っています。

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フランスでは共通の観光バスの形なのでしょうか。

 

 ノートルダム大聖堂は目の前で見るととにかく大きく、また細工も細かいので見ごたえがあります。

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真正面から。いかにもゴシック!という見た目です。

 

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彫刻部分。

 

 わくわくしながら中に入ります。

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中は全ての窓がステンドグラスです!!!!!!!!!

後方には大きなバラ窓!!!!!!!!!!!!

 これはすごいです……。すごいものを見ています……。

 細かくて美しいステンドグラスたちをご覧ください。

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バラ窓のアップ。大きい。

 

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 それぞれのステンドグラスがとても大きく、カラフルです。日の光が差し込むと一層美しく輝くのが予想できます。どれも物語性があり、それぞれのステンドグラスの意味を勉強したいなあと思いました。

 

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 教会の前部の下にはこのような地下への道のようなものもありました。これは地下祭室の入り口でしょうか。

 この旅行の後、西洋史関係の講義を大学で取ったのですが、そこで地下に聖人が葬られている教会堂の話を聞いたのでそれかなあ、なんて後から思ったりしました。

 

 ひととおり見終わり、閉館時間も近づいてきました。Aちゃんは入り口近くのお土産屋さんでお土産を購入します。購入後、おじさんが「オールボワール」と言ったのが聞き取れました。うーん、感動です。

 

 ノートルダム大聖堂を出ましたが外観のあまりにも素晴らしさにぐるっと回って写真を撮りたいとAちゃんに待ってもらってパシャパシャ写真を撮りました。どの角度から見ても綺麗で大興奮しました。

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右側の二つの丸窓は外から見たバラ窓なのがわかります。外側の斜めに飛び出しているの柱のようなものは美術史で習ったフライング・バットレスでしょうか。

 

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ノートルダム大聖堂のお隣の施設の門。確か美術館とかだった気がします。閉館時間はノートルダム大聖堂と同じくらいだったので入れませんでした。

 

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ノートルダム大聖堂のお隣の建物にあった排水溝。ガーゴイルっぽいですね。

 

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ゲームの世界のようなカクカクの屋根の建物。

 

 夕暮れになってくると大聖堂の前の階段に柄の悪そうな若者たちが集まっておしゃべりしたり座り込んだりしていました。実は溜まり場なのでしょうか。文化的なたまり場だな~と思いました。

 

由散策の話

 ノートルダム大聖堂を出たら各自自由行動です。Aちゃんととりあえず街をぷらぷらすることにします。地図を見るとフランスのデパート、ギャラリーラファイエットの文字を見つけ、行ってみることにしました。

 向かう途中、色々なお店が並んでいました。L'OCCITANEやTHE BODY  SHOP、クレアーズなど日本でも見たことのあるお店屋さんが。

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見覚えのあるお店たち。

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マックもありました。

 

 ギャラリーラファイエットのある広場に出ると、ヨーヨーをしているお兄さんや、大きなシャボン玉を作っているおじさんがいました。

 大きなシャボン玉を作っているおじさんは子供に大好評!通りすがりの子供が大喜びでシャボン玉をおいかけていました。和やかな風景です。

 

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中央にいるのが大きなシャボン玉を作っているおじさんです。広場はとても賑やか。

 

 結局ギャラリーラファイエットは場違い感があって入れませんでした。最終日にパリのギャラリーラファイエットでご飯を食べるという計画になっているのに大丈夫でしょうか。

 

路面電車の話

 ストラスブール路面電車が走っています。道路は車道と歩道に分かれていますが石畳なのと車の通りが少なく、歩行者も車道を歩いているため日本と違って路面電車との距離がとても近く感じます。

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道を歩いていたらぬるっと路面電車が現れます。形もスタイリッシュです。どこから乗れてどこに行けるのでしょうか。

 

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結構長い。段差がないので乗り降りがしやすそうです。

 

アニメショップの話 

 てくてく歩いていくと、なんと日本のアニメショップを発見しました!私もAちゃんもアニメや漫画に興味があるので入ってみることに。

 中は見覚えのある漫画やフィギュアが沢山!奥にはコスプレグッズのようなものもあります。カードキャプターさくらやワンピースといった王道のアニメのフィギュアやドクターストーン鬼滅の刃など最新の人気の漫画もフランス語に翻訳されたものが売られています。ニッチめのマイナーなジャンルの漫画も翻訳されて売られていました。フランスの人もかなりオタクなのでしょうか。(そういえばのだめカンタービレにはオタクのフランス人のキャラクターが登場していました。)

 ショップ内は若い人が多かったです。なんだか親近感が湧きますね。

 

道に迷った話

  アニメショップを出てそろそろ戻ろうかとしばらく歩いていましたが……おや!?

 なんだか来た道と違うようです。

 緊急事態です。

 私たちは道がわからなくなってしまいました。しかもあろうことか雨まで降ってきました

 Aちゃんと地図を見てひっくり返したり、景色と見比べたりあれこれしながら歩きます。

 実は私、旅前に犯罪に巻き込まれたらどうしようとかパスポート盗まれたらどうしようとか色々と心配していました。しかし、実際にこのような緊急事態が起こると思考が停止し、「ま、なんとかなるでしょ」という気持ちが湧いてきました。

 私はさらっと地図を見てよく考えずに「こっちじゃない?」と提案しました。しかし、慎重なAちゃんは「いや、そうじゃない。こっちだ」と私とは逆の方向を差します。

 自分の地図を読む能力が低いことは自覚しているのでAちゃんの言う通りの方向に行きます。それからほとんど地理関係はAちゃんに任せっぱなしでした。申し訳なかったですが私が地図を見ていれば帰ってこれなかったでしょう。

 ここ通った?通ってない等のやり取りをしつつ、ノートルダム大聖堂の見える通りまでなんとかたどり着き、グーテンベルク広場まで戻ることができました。Aちゃんには本当に感謝してもしきれません。

 

 二人ともすっかり疲れ切ってしまい、晩御飯を探してまたあちこち移動するのも大変なので、来るときに添乗員さんが教えてくれたレストランに行こうと話がまとまりました。

 少し行き過ぎていたので戻って対岸に渡り、お花がいっぱいで素敵なレストランに入ります。ここからがまた至難の始まりでした……。

 

 ということで次はストラスブールのレストラン編です。

 ではまた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルザス料理の食レポコルマール編②とフランスの大学生事情がわかるワイン街道~海外初心者の女子大生二人でヨーロッパ旅行に行った話#11~

 こんにちは!今日はコルマールでのお昼ご飯の話とワイン街道での話を書きたいと思います。

 

集合の話

 集合時間になったのでツアーの集合場所に向かいました。ぞろぞろと同じツアーの人たちが集まり、全員集合かと思いきや人数が足りません。

 同じツアーで仲良くなった大学生の二人組、MNちゃんとMKちゃんが来ないのです……。

 一体どうしたのでしょう。みんなで待ってみます。何分か経ったとき、添乗員さんが

「ちょっと柄の悪い人たちが近くにいるので離れましょう」といいました。

 柄の悪い人たち?

 私たちが集まってる広場のすぐ近くでお酒か何かの缶を片手に談笑している男の人たちがいました。フランス語で話しているので何を言っているのかはわからず、雰囲気も日本のようにあからさまに他の人と違うわけではないのであまり気にしていませんでした。確かに少し声が大きいかなー程度です。

 添乗員さんの言うとおりにみんなでその人たちから離れました。

 そういえば、駐車場から観光地に行く途中にも大きな缶を持って何か一人で怒鳴っているようなおじいさんがいました。「酔っ払い?」とAちゃんも言っていました。

 どこの国にも同じような人たちはいるんですね。

 

昼食の話

 その後MNちゃんとMKちゃんも無事に来て昼食タイム!

 同じテーブルにはMNちゃん、MKちゃんと二人組のお姉さん、それと空港で働いているという一人参加の女性です(英語がぺらぺら!)

 まずテーブルに並べられたお皿を見て、私たちは歓声を上げました。

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 なんと絵柄がそれぞれ違うのです!!!!!!!

 

 アルザスの風景でしょうか、それとも物語のワンシーンなのでしょうか。

 みんなで自分のお皿の絵柄をすり合わせ、並べて写真を撮ります。並べるととっても素敵ですね。

 

 コルマールアルザス地方の町です。ドイツのすぐ近くなので歴史ではドイツとフランスが領有権を争い、ドイツだった時期もありました。ドーデの「最後の授業」はまさにこの地域のその時の話です。

 さて、そんなアルザス地方、料理もドイツ料理寄りなのだとか。ジャガイモやザワークラウトはドイツと同じように日常的に食べるそうです。

 今回の昼食はアルザス地方の名物を食べれる場所とのことでわくわくが止まりません。同じテーブルの人たちと写真を撮りあったりしていると程なくしてまず飲み物が運ばれてきました。

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 アルザスワインです!!!!!

 おしゃれですね~。

 ワイングラスはアルザスワイン専用なんです。

 Aちゃんと乾杯し、味を楽しんでいるとメインの名物料理が運ばれてきました。

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 タルト・フランベです!!!!!!

 もともと、一枚で出していたらしいのですが日本人があまりにも残すので二切れで出すことにしたらしいです。

 とはいえ、スタンダードなピザと違って生地は固めで薄く、とっても食べやすいです。細長くて小さなベーコンとチーズが乗っています。

 私はスタンダードなピザは結構お腹に重く、あまり好きではないのでこっちの方がサクッと食べられて好きだなあと思いました。

 

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 サイドディッシュです!!!

 大量のザワークラウトの上にベーコンとソーセージが二つ。それと茹でたジャガイモです。ドイツっぽさがありますね。こっちの方がメインよりボリュームがあります。

 厚切りのベーコンは噛み応えがばっちりです。コラーゲンのようなぷるぷるした部分も美味しかったです。手前のベーコンの表面の白い丸は何だろうか?とテーブルで少々物議を醸しました。(軟骨説と脂肪説が出ました)

 ザワークラウトはドイツで食べたものより少し酸味が強めでした。とにかく量が多く、食べきれない人も。私もゆっくり食べました。

 

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 デザートのシャーベットです!!!

 綺麗なサーモンピンクと白。同じテーブルのお姉さんが「石鹸みたい」というのでテーブルから笑いがこぼれました。確かに石鹸といわれても違和感はないです。雑貨屋さんにこういうお洒落な石鹸売ってますよね。

 ピンクの部分はベリー系の味がしました。甘すぎなくておいしい。

 白の部分はレモンでしょうか。とても酸っぱい(>*<)Aちゃんとすっぱいすっぱい言いながら食べました。

 

 余談ですがレストランの店員のお姉さん、素朴でふくよかな感じでフランス絵画に出てくる女の人そのままだな~と思いました(ルノワールあたりとか)。

 人知れず静かにテンションがあがっていました。

 

 さて、お昼ご飯も食べ終わりバスに乗り込みます。次の目的地はストラスブールのホテルです。アルザスワイン街道を通りながら行きますよ~。

 

ワイン街道で聞いた話

 ワイン街道はアルザスワインの原料のブドウが育てられている耕作地。山の方まで一面ブドウ畑で壮観です。

 ちょっと奥に赤い三角屋根の家が密集しているのがまたいい味を出しています。

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ワイン街道のブドウたち。普通のブドウより背丈の低い品種です。

 

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バスの車内から撮ったのでちょっとぶれちゃってます。

 

 バスの中で添乗員さんは「フランスの人たちの良いところは挨拶がちゃんとできるところ」といっていました。私もそう思います。表情も豊かなので初めて会ったお店の人でも歓迎されていると伝わり、気持ちよく買い物ができます。何より、お店の人に挨拶されるとこちらも挨拶を返せるのが良いですよね。

「日本も店員さんに挨拶が返せるといいんですけどね~、でも『いらっしゃいませ』って挨拶が返しづらいんですよね、『こんにちは』と返すと逆に店員さんびっくりしちゃいますし」

 添乗員さんは以前、どこかの国の方に(中国あたりだったかな?)「なぜ日本人はお店の人に挨拶を返さないの?」と聞かれたそうです。

 確かに日本では店員さんが一方的に「いらっしゃいませ」と言ってお客さんは何も返さないのが当たり前ですよね。レジをしてもらうときも「ありがとうございます」と言う人はゼロではないですがそれが当たり前という風潮はないように思えます。

 以前スーパーでレジのアルバイトをしたとき、「いらっしゃいませ」に対する返答はなくても特に何も感じませんでしたがレジ打ちをして「ありがとうございます」と言われたらとてもうれしく、それから私も買い物の時はレジを打ってくれた人にお礼を言うようにしています。

 「いらっしゃいませ」に対して返答するのが日本では難しくてもレジを打ってもらったことに対するお礼は言えます。お店の人は仕事だからしてもらって当たり前と思わず感謝の気持ちを忘れずにいたいですね。添乗員さんの話を聞きながらそんなことを思いました。

 

 添乗員さんの話題が変わり、ヨーロッパの大学生の話になりました。

 ヨーロッパの大学は入学は簡単でも、卒業が難しいそうです。入学が難しくて卒業が簡単な日本の大学とは逆ですね。そのため、ヨーロッパの大学生は勉強が忙しく、アルバイトをする時間がほとんどないのだそう。だからレストランなどで働いている人たちはみんなプロ。ほとんどの学生がアルバイトをしている日本とは全く違いますね!

 そんなヨーロッパの大学生ですが短期のアルバイトはたまにするそうです。それが、正に私たちが眺めているブドウ畑のアルバイト。業務内容はブドウの枝切りやブドウ摘みを手伝います。日給3000円くらいでお昼ご飯とワインが出るそうな。

 

 ところで、前回コルマールの窓の写真を沢山載せましたが窓辺に花が飾ってある建物が沢山ありましたよね。民家にも花が飾られていたりしました。

 フランスの家で窓辺に花が置いてあるところは役所から景観を守るために花の種類まで指定されているそうです。花が枯れてたりすると役所から通達が来るのだとか!

 綺麗な景色はちゃんと地域で管理されているんですね。

 

 そんなこんなでバスはストラスブールに向かいます。

 ということで次回はストラスブール編!ではまた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォトポイント盛りだくさん!映画の舞台にもなったコルマール編①~海外初心者の女子大生二人でヨーロッパ旅行に行った話#10~


あけましておめでとうございます!

 

 お久しぶりです。12月は師走というだけあって何かと忙しく、前回の投稿からとても時間が空いてしまいました……。

 もうヨーロッパに行ったのも三か月ほど前のことになってしまいましたが折角なので最後まで書きたいことは書ききっていきたいと思います。

 

というわけで、今回はコルマールの話をしたいと思います。

 

コルマールの町についての話

 コルマールはドイツよりのフランスです。どちらかといえば田舎です。というかガイドさんによると、そもそもフランスの人口は全てパリに集中してるのでは?と思うほど一極集中しているそうです。

 田舎とは言いつつも日本の田舎とはやはり風景が違います。いかにもフランスといった家々が並んでいます。すべての家に屋根裏があり、並んだ窓が可愛らしいです。

 

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コルマールの街並み

 

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この建物は確か美術館だったはず……(間違ってたらすみません)

 

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観光客用の汽車の車もあります。

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何故か名古屋。お寿司屋さんのようです。

 

ハウルの動く城の話

 これは私も初めて聞いたのですが、なんとコルマールジブリ映画、「ハウルの動く城」のモデルになった町の一つなのです!なんでも、ソフィーの働いていた帽子屋の建物のモデルの建物があるらしいのです。しっかり見てきました。

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ハウルの動く城」のソフィーの帽子屋のモデルになった建物

 

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ちょっと暗いですが別角度も。

 

 

 どうですかね……映画そのままですかね……?

 私は映画の方はどんなだったかすっかり忘れてしまったのでいまいち判断がつきませんが……。次また映画を見るときは違う見方が出来そうです♪

 

コウノトリの話

 町を歩いているとあちこちからフランス語が聞こえます。(当たり前ですが)

 生のフランス語を初めてちゃんと聞いたのですがふわわ~んとした発音で響きがエレガントだな~と思いました。さすが愛を囁くにぴったりの言語ですね。フランス映画を見てみたくなりました。おすすめのとかありますかね。

 コルマールのお土産屋さんにはキャラクター化されたコウノトリのグッズが沢山並んでいます。マグネットのような小物からトートバッグ、大きなぬいぐるみとインテリアから実用性のあるものまで実に様々。

 コルマールではコウノトリは幸せを運ぶ鳥とされているのだそうです。また、コウノトリは浮気をしないのでコウノトリグッズはカップルのお守りにもなるのだとか。

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大きなコウノトリの風船やぬいぐるみが売っています。

 

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こちらのお土産屋さんにもたくさんのコウノトリ。店の屋根にもコウノトリがついています。

 

市場と運河の話

 町を進むと市場に出ます。スカーフや小物といった衣類雑貨や果物などの生鮮食品も売っています。人が沢山いてとってもにぎやかです。

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市場の様子。食品を売っています。

 

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こちらは洋服。

 

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こちらはスカーフです。

 

 市場には軍服を着たいかついお兄さんたちが銃のようなものを持ってパトロールしていました。添乗員さんによると、町の警備をしているらしいです。

かっこいいから、物珍しいからといって写真を撮ってはいけません。

 写真を撮られたことに気づくと、その人を捕まえて目の前で撮った写真を消させるのだそうです。もしフランスで出会ったら写り込みにも注意しましょう。

 

 市場を抜け、運河に出ると視界が開け、とても綺麗です。

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コルマールの運河。橋にあしらわれている花からは甘い香りがしました。

 

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観光客を乗せたカヌーも通ります。とってもフォトジェニックです。

 

 どこか小樽運河の風景に似たものを感じますね。

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※参照:小樽運河

 

目が合った話

 特筆してはいませんでしたが、運河まではツアーでの団体行動、それからは自由行動でした。

 運河で一通り写真を撮って景色を堪能した後、Aちゃんとコルマールの町をぷーらぷらします。

 コルマールはとっても道が複雑に入り組んでいます。気を抜くと迷子になりますよ!と添乗員さんにも注意されたため、あまり遠くには行かずとりあえず元来た道を戻ることにしました。

 途中、まだ小学校も上がってないような年齢の小さな女の子とすれ違いました。日本人が珍しいのか私たちの顔を見る女の子とあまりの可愛さに女の子の顔を思わず見てしまう私。

 目が合いました。

 女の子に笑いかけてみました。すると、女の子もにっこり笑い返してくれました。

 天使です……。

 かわいすぎました。ボンジュールって挨拶すればよかったなとちょっと後悔しました。

 

ジンジャーブレッドマンのお店の話

 歩いているとジンジャーブレッドマンの巨大なぬいぐるみが飾ってあるお店がありました!あまりの可愛さに吸い込まれるように店内へ。

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このジンジャーブレッドマンに惹かれないわけがない。

 

 中に入るとお姉さんがにこにこして「ボンジュール」とあいさつしてくれました。私たちも「ぼんじゅー」と返します。

 どうやらお菓子屋さんのようです。ピカチュウやキティちゃん、ミニオンの大きなアイシングクッキ売っています。どれも手作りのようです。キティちゃんがゆるーく歪んでてとても心惹かれてしまいました。微妙にコレジャナイ感のあるやつです。

 マカロンやマシュマロも沢山の種類が売っていてどれも食べてみたくなります。お財布と相談し、コルマールのシンボル、コウノトリのマグネットとジンジャーブレッドマンのマジパンを購入しました。どちらもとても可愛らしい。

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番のコウノトリと子どものマグネット。COLMARの文字がご当地感ありますね。

 

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ジンジャーブレッドマンのマジパン。背景は次回出てくるストラスブールの街並みです。

 

 レジをしてくれたお姉さん、すごくにこにこしてくれたしメルシーって言ったら喜んでくれて素敵でした。

 

アコーディオンのおじさんとお土産物屋さんの話

 店を出るとアコーディオンの音色が聞こえます。どこから聞こえるのかとキョロキョロするとお店の近くの通りでアコーディオンを弾いているおじさんを発見!

 実は、道でアコーディオンを弾いているおじさんを見つけるのは二人目。常にどこかかしらから音楽が聞こえてきて、フランスで使う表現かは微妙ですが粋だな~と思いました。町のどこにいてもどこか懐かしいような映画の一部の中にいるような不思議な感覚が味わえます。

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お店の近くでアコーディオンを弾いてたおじさん。通りがかった町の人と話しながら演奏し、リクエストにも答えていた(おそらく)。

 

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水路の近くでアコーディオンを弾いてたおじさん。ファンサが良く、カメラを向けてくる人には愛想よくにこにこしていた。

 

 別のお土産屋さんにも寄りました。Aちゃんが弟君のためにゴッホのトートバッグを購入。

 お店のおじさん、すごい無表情だったのですが私たちが店内に入ると途端に人が変わったように感じの良い笑顔になって「ボンジュール!」と挨拶してくれました。

 フランスの人はみんな感じが良い人ばかりだな~と思います。こちらまで笑顔になりました。

 

ドミニカン教会の話

 ドミニカン教会という無料で入れる教会を添乗員さんにおすすめされたので行ってみました。

 中はステンドグラスがめちゃくちゃ美しいです……。是非写真をご覧ください。

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外観

 

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別角度も

 

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中はこんな感じ

 

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ステンドグラスたち

 

 外に出るとお散歩中のダルメシアンが二匹いました。とても綺麗で興奮!同じくお散歩中のミニチュアダックスフントとすれ違い、ご挨拶するダルメシアンたち。

 二匹でミニチュアダックスフントの小さな頭をフンフン嗅いだり舐めたり。ダルメシアンたちが大きいのでダックスがとても小さく見えました。癒されるワンシーンです。

 その後ダルメシアンたちとバイバイしたダックスさんは私たちと同じツアーのお姉さんにも興味を持ち、じゃれついていました。和みます。

 

窓の話

 

 コルマールの町には可愛らしい窓が沢山ありました。見てるだけで楽しく写真を撮る手が止まりません。いくつか紹介します。

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青い家の窓にはハートが。

 

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色のコントラストが綺麗。茶色の開いた窓にも模様が。

 

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沢山の花やハートで装飾された窓。ダントツでかわいい。

 

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ベランダの花が上品。

 

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王道の窓。どの建物も屋根裏があります。

 

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窓にハートやコウノトリ。二階にはコウノトリのぬいぐるみも。

 

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落ち着いた感じ。

 

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小さな花が沢山飾られた窓。ポップですね。

 

 ほかにも、写真はなかったのですが、ティーポットとティーカップが描かれた窓がお洒落で印象的でした。

 

映画館の話

 途中、映画館の前を通りました。すると上映中の映画の情報でしょうか。こんなポスターが。

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 右から三番目はトトロです。ジブリの映画はフランスでも人気のようですね!

 モデルになっているのにハウルの動く城は放映されていないのかな?と少し気になりました。

 

 さて、この後お昼ご飯の話やワイン街道の話をしようと思ったのですが、長くなりそうなので次回にまわすことにします。

 文中でストラスブールは次回と書きましたが次々回ですね!

 次はあまり間を空けずに投稿できたらいいなと思います。では!

ホテルの食レポヒルシュベルクとフランスまでの諸々編~海外初心者の女子大生二人でヨーロッパ旅行に行った話#9~ 

 こんにちは!今日はヒルシュベルクのホテルでの話とフランスまでの道のりの話をしたいと思います。

 

晩御飯の話

 晩御飯はバイキングでした!ビールばっかり飲んでいたので、今回はワインをいただきます。

 添乗員さんが注文の時にホテルの人に「What do you recommend?」と聞きます。おすすめを聞くときはそういうんですね、なるほど。

 運ばれてきたのは白ワイン。フルーティーでとても飲みやすいです。

 バイキングにはお米がありました。日本米とは違ってなんだか細長いです。ジャスミン米っていうんだよって同じツアーで仲良くなったMKちゃんから教えてもらいました。

 炭水化物ゾーンには蝶の形のパスタ、ファルファッレもあったので一緒にとまとソースもかけていただきました。ジャスミン米は日本の米よりちょっと固め。甘味は少ないですがトマトソースとよく合って美味しかったです。

 デザートはカップに入ったフルーツの盛り合わせとチョコムース。フルーツの最後にあった謎の果物は青りんごでしょうか。私たちのテーブルで少々物議を醸しました。

 チョコムースはお腹がいっぱいでしたが甘々で美味しいので別腹です。溶けるからゼロキロカロリーです。

 

 ごはんを食べて部屋に買えると、例によって意識がなくなりました。おやすみなさい。

 

朝の話

 次の朝もなんとか五時半に起き、朝シャワーを浴びます。

 このホテル、バスタブがある枠なのですが、足元がちょっとへこんでるのみです……。全然バスタブじゃない……。足湯です……。

 

 朝の準備を終えて朝ご飯に行きます。やっぱりハムやソーセージが沢山!ヨーロッパのソーセージは美味しいのでまたもや沢山食べておきます。

 ヴルストもありました。ペースト版ソーセージみたいな感じです。塩分がきつく、クセがあって全部は食べられませんでした……。

 

朝のひと騒動の話

 ホテルを出る支度をしていると、何やら外がサイレン音で騒がしい。外に出ると消防車が沢山!どうしたのでしょう……。

 同じツアーの人たちもざわざわ。消防車や消防士さんの写真を撮ったり立ち止まってひそひそしたりしています。

 バスに乗って落ち着くと、添乗員さんが、さっきの騒ぎは火災報知器が誤作動したのだと教えてくれました。何事もなくてよかったですが、救急車も消防車も来たそう。ドイツの緊急車両は対応が早いのだそうです。

 

 ほかにも、添乗員さんは朝から中国人のトラブルに巻き込まれて大変だったそうです。朝食の席が決まっているのに中国人のツアーのグループが全然ルールを守ってくれず、ホテルの人の言うことも聞いてくれなかったそう。困ったホテルの人は、「あなた日本人でしょ、手伝って」 と添乗員さんに助けを求めたのだそう。

 日本人はこういうところは信頼されているそうです。

「あれは添乗員が悪いと思いますけどね~。お客様をコントロールできないのは失格ですよ」

 ハッキリ言う添乗員さんです。お疲れさまでした。

 

バスの中とSAの話

 バスの中でドイツの労働環境の話を聞きました。ドイツはみんな定時で帰るそう。また、労働者を8時間以上働かせてはいけないと法律で厳しく定められているそうです。その分、お昼休みに働くのだとか。

 また、バスの運転手などの仕事はドイツの人ではなくその周辺国からの出稼ぎの人が多く就く職業だそう。現に、私たちのバスの運転手さんもドイツ人ではありませんでした。ドイツはお給料と労働条件がいいので周辺国の人たちはみんな出稼ぎに来るそうです。ドイツで働きたいですね……。

 ドイツでは誘拐対策もしっかりしているんだそう。はっきりとしたことは忘れてしまいましたが、誘拐を防ぐために小学生の登校は必ず大人が同伴するとか、学校には近親者という証明がないと入れないとかそんな感じだったはずです。

 日本も取り入れたらいいのにな~という話が色々と聞けました。

 

 ドイツ最後のSAに着きました。

 最後の心残り、鳩時計グッズはここで買えばいいのではないかと思い立ち、鳩時計のマグネットを購入します。しかし値札が付いておらず、店員さんも値段がわからなかったみたいでわざわざ確認させに行かせてしまいました。スミマセン。

 そして、レジが結構並んでいて忙しかったからか、袋はもらえませんでした。ありますよね、そういうこと。私もスーパーマーケットでアルバイトしていたとき、よくレジ袋を付けるのを忘れていたものです。

 

フランスに行くバスの中での話

 いよいよ私の大本命国、フランスに向かいます。フランスは治安が悪いらしいので、盗難対策に携帯の暗証番号を設定します。androidの携帯なのでパターンにもできるのですが、以前パターンを忘れて携帯を開けず、ひどい目にあったのでもうしません。まあ暗証番号でも忘れるときは忘れるんですけどね……(クレカで経験済み)

  というか日本でもロックはかけておくべきなんですけどね!

 

 今日も朝早かったのでバスで爆睡。気づいたら国境に来ていました。添乗員さんがもうすぐ国境です!と煽るのでわくわくして起きていたらサクッと通り過ぎました。

 特に周りの景色がガラッと変わるわけではなく、国が変わったという実感はありません。 

 日本での県が変わったのにあまり実感がないようなものと同じですね。

 でもよく見ると畑の感じが結構ドイツと違う気がします、あと家の感じも。上手くは言えませんが何かが違います。実は国が変わったという認識による脳内補正なのかもしれないですが。

 

 そんなこんなでバスはコルマールに向かいます。ということで次回、コルマール編です!

 

 

 

 

 

 

 

浪漫溢れる古城は山の上!ハイデルベルク編~海外初心者の女子大生二人でヨーロッパ旅行に行った話#8~

 今日はハイデルベルクに行った話を書きたいと思います!

 

橋の話

 ハイデルベルクではまずは橋に行きました。景色がとても綺麗です。ツアーの人たちとみんなで写真を撮り合います。

 ノイシュバンシュタイン城の時のマリエン橋は小さいつり橋で人口密度が大変なことになっていましたがこちらは広くて車も通る大きな橋なので観光客が沢山いましたが、余裕を持って景色を眺めたり写真を撮ったりできました。

 橋の上からはハイデルベルク城の全貌が見えます!

 こちらはノイシュバンシュタイン城とは違い、いかにも古城といった風貌です。とても浪漫が溢れていてわくわくしてしまいます。

 

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ハイデルベルクの橋。立派な門です。

 

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ハイデルベルク城がよく見えます。街の雰囲気と古城がよく合っています。

 

お土産物屋さんの話

 橋からの眺めを楽しんだ後は、みんなでハイデルベルクの街をてくてく歩いてユニコーンという名前のお土産物屋さんに行きました。

 食品が結構売っていたのでばらまき用のお土産を購入。チョコレートとキャラメルとストーンチョコのようなものを買いました。

 買ったのですが、日本に帰ると意外とお土産が足りていて、チョコレートとキャラメルは自分で食べちゃいました(^◇^;)

 チョコレートは中にミルクペーストのようなものが入ってるものや、ナッツが入っているものなど色々な味がありました。キャラメルははちみつが入っているみたいで、私たちがよくしっている歯にくっつくソフトキャンディのようなものではなく、少しクッキーに近いザクザク感のあるものでした。どちらもカロリーを全力で主張するような甘さで、とても美味しかったです。

 話を戻しましょう。

 ここでは食品の他に自分用のくるみ割り人形を買いました! 

 ドイツ初日からくるみ割り人形は買いたかったのですが、高くてなかなか踏ん切りがついていませんでした。ドイツは今日で最後だし、どんなに高くてもここで買おうと覚悟を決めていました。しかし、なんということでしょう。ここの店のくるみ割り人形、今まで見たどのお店より安価でした。

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なんとこれで7ユーロです。

 

 今まで10ユーロ以上するものばっかりだったので私としては手頃なお値段で買えて大満足でした。

 キウイスプーンなるものも買いました。ドイツのキッチン用品のメーカーの製品なのだとか。5ユーロほどです。

 プラスチックのスプーンで、持ち手のところが尖っており一つでキウイを切って食べれるようになってるみたいです。私はよくキウイを朝ご飯に食べるので、洗い物が減るならいいかもな~と思って買ってみました。

 日本に帰ってから使ってみましたが、あまり切り口が綺麗にはならないので、実用性はありますが綺麗に食べたい人にはオススメできません(^^;)

 シュタイフのぬいぐるみも鳩時計も買えばよかったかなあと思いつつもこの先どれくらいお金を使うのかわからないのでケチります。現金しかないって切ないですね。

 

ハイデルベルクの町の話

 お土産物屋さんを出たらどうしよっか?となり、せっかくだしハイデルベルク城に行ってみよう!ということでハイデルベルク城を目指すことになりました。(この時、添乗員さんから遠いのでおすすめしませんと言われた事は聞かなかったことにしています)

 ハイデルベルク城を目指してハイデルベルクの町を地図を見ながらてくてく歩きます。

 ハイデルベルクはローテンブルクのようにカラフルではありませんが建物の色調が落ち着いたレンガっぽい色で統一されています。建物もローテンブルクより高く、ロ-テンブルクがおとぎ話のイメージならハイデルベルクは騎士物語っぽいイメージです。

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ハイデルベルクの町

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ハイデルベルクの路地

 

 

 

中心部にはスーパーマーケットがありました。日本のスーパーマーケットとは全く違う様子です。Aちゃんにスーパーマーケットだよって言われなければそのまま通り過ぎるところでした。

 

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ハイデルベルクのスーパーマーケット。よく見れば日本でも見覚えのある値段の書かれた黄色い紙が。

 

 少し道が狭くなったところを抜けると広場に出ました。先ほども書きましたが、ハイデルベルクの建物は横幅より高さがあるので、広場は閉鎖的な中にぽっかりできた場所のような不思議な感覚を覚えます。中央にはマリア様の銅像

 周りが教会だからか、厳かな空気がどこか漂っています。

f:id:mimimimiysm:20191115225358j:plainハイデルベルクの広場。ハイデルベルク城がすぐ上に見えます。

 

ハイデルベルク城への道のりの話 

 ハイデルベルク城へ行く道に入るところにハイデルベルクの駅がありました。とてもさりげなくあったのと、ホテルと書いてあったのでこれまた駅だとすぐにはしんじられませんでした。

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右の建物がハイデルベルク駅。ホテルも併設されているようです。この道の先がハイデルベルク城になります。

 

 駅の脇の道を進むと階段があらわれました。看板にはハイデルベルク城まで10分といった内容。10分なら集合時間にギリギリ間に合うだろうと踏み、覚悟を決めて私とAちゃんは上り始めます。

 

 長い階段をずっとずっと上り続けました。いつまで経ってもつきません。私はもうへとへとですがAちゃんはサクサクと上っていきます。同じ年齢なのにどうしてこうも体力が違うのでしょう。Aちゃん元気だな~。

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どこまでいっても階段です。ずんずん進むAちゃん。

 

 Aちゃんよりだいぶ遅れて、ひーひー言いながら(比喩ではなく本当に口に出してました)上っていたら、先に上についていたAちゃんが「シーッ!」としてきました。どうしたのでしょう。

 なんと、猫がいるようです。

 どれどれとAちゃんの目線の方を見ると……わお!いました!オレンジと白のかわいらしい猫ちゃんです。階段の疲れも忘れ、にっこにこでぱしゃぱしゃ写真を撮りました。

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ハイデルベルクの猫さん。猫さんも階段を上ってきたのでしょうか。

 

ハイデルベルク城の話

 やっとの思いで着いたハイデルベルク城。時間の関係で門のすぐ近くのガワしか見れませんでしたが、すごかったです。

 崩れかかっている柱、苔むした壁。だれもが思い浮かべる廃墟の古城です。歴史と浪漫を感じて大興奮。時間がないのが本当に残念でした。もっとじっくり見てじっくり写真を撮って中にも入りたかったです。階段を上る体力があるうちにまた来よう。そう、強く心に決めました。

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少し崩れている門

 

f:id:mimimimiysm:20191115232912j:plain一部だけでも物語を感じさせるハイデルベルク

 

 山の上に来た甲斐もあって上からの眺めも絶景でした。赤い三角屋根が沢山並んでいる外側を緑が囲んでいてかわいらしい。これは写真に納めなければ!とギリギリでも写真は撮ります。本当にもっと見ていたかったですね。

 

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ハイデルベルク城の山から見た景色

 

帰り道の話

 帰るときに、また行きと同じ猫に遭いました。先ほどと同じ格好でまだいました。違ったのは中国人っぽいお姉さんがめちゃめちゃ猫を撫でて写真を撮っていることです。

 余裕で触らせてくれるんですね、ずいぶん人なれしているみたいです。ここにいたら観光客からちやほやしてもらえるってわかっているのかな?

 なんだかお姉さんに触らせながらもすごくこっちを見ている気がします。そんなに私たちが気になるのでしょうか。(勘違いかもしれませんが)Aちゃんが「猫、めっちゃ私たち見てない?勝手に写真撮ったから怒ってるのかな?」と言います。

 とりあえず挨拶しておいた方がいいかなーなんて思って、「ハロー」といっておきました。(ドイツの猫なので)それと「ユーアーキュート!」も。

 きっとこれで機嫌を直してくれたに違いありません。

 

 帰りは下りだかららくちんだねー等と帰り道を舐めていたのですが、そうは問屋がおろしません。階段がとても急なので降りるのも一苦労。しかも、上りと違って景色が見れるので所々で写真を撮るために立ち止まってしまいます。きづいたらAちゃんが見えなくなっています。

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帰り道

 

 やっとのことで下まで降りてきました。途中地図にフォトスポットと書いてあった噴水広場を通りました。ハイデルベルク城がとてもよく見えます。どんなに急いでいてもフォトスポットとあらば、ちゃっかり写真は撮っていきます。

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噴水広場

 

 写真の暗さからもわかるかもしれませんが、途中から雨が降ってきました。しかし、急いでいる私たちに傘を差している暇はありません。焦って道を行きます。

 余談なのですが、車いすの人がシャーッと石畳の坂道通り過ぎていきました。ローテンブルクも坂道で石畳だったのですが、車いすの人は特に苦戦した様子もなく通行していました。ドイツの車いすは石畳でもガタガタしないようになっているのでしょうか。少し気になりました。

 さて、競歩さながらに雨の中を急いだ私とAちゃん、ふと前を見ると同じツアーの人がいました!

 これで一安心です。緊張感から解放された私とAちゃんは、急ぐのをやめて傘を開きました。対戦ありがとうございました。

 

 ハイデルベルクの話はここまでとなります。ハイデルベルク城は魅力的な場所だっただけの時間が十分になかったのが本当に悔やまれます。

 集合した後、ツアーの人たちと少し話す時間があったですが、ハイデルベルク城まで行ったというと「すごいね!」「体力あるね!」「私たちも行けばよかった~!」など、様々な反応をもらえました。ハイデルベルク城に行ったのは私たちだけだったようです。

 時間はなかったですが一瞬でも間近で魅力たっぷりの古城を見られてよかったな~と思います。

 

それでは、次はまた観光をお休みしてホテルの話を書きたいと思います。その次はいよいよフランスに入ります!それではまた!

拷問の歴史にゾクリ!中世犯罪博物館(ローテンブルク編②)~海外初心者の女子大生二人でヨーロッパ旅行に行った話#7~

 こんにちは!今日はローテンブルクの中世犯罪博物館に行った話をします!

 

展示室に入る前の話

 建物の中に入っていきなり財布のチャックが外れるというハプニングに見舞われました。の受付の前だったので、受付のお姉さん少し笑ってました(゜∀゜;)ハズカシー

 

 展示室に入る前にトイレに行きましたが、用を足してカバンを探しても携帯がない。まさか忘れてきた!?

 焦ってトイレに戻って確認しようとしたらお姉さんが入るところ。ヤバい!携帯回収しなきゃ!という焦りで頭がいっぱいになります。

「ソーリー!ソーリー!」

 頭の中は携帯電話のことでいっぱいだったので謝りながらお姉さんとトイレに入ろうとする不審者になります。

 驚くお姉さん、「これは一人用のトイレよ」というような内容を英語でいいます。

 しかし焦る私は英語が出てこず、ひたすらソーリーソーリー言いながらトイレに入ろうとします。さすがに眉をひそめるお姉さん。私も外国人がソーリーソーリー言いながら自分と同じ個室に入ろうとしたらびっくりするしなんだろうと思います。なんとか頭を回し、「I forget.」と英語を絞り出します。(ファインプレーです)

 するとお姉さんも意図を理解してくれたみたいで、どうぞと譲ってくれました。しかし、個室の中を見渡しても何もありません。「何もないよ」とお姉さんも英語でいいます。

 とにかく、個室の中に携帯はないということで、お姉さんに謝り、お礼を言ってAちゃんの元へ。事の顛末を話し、じゃあ携帯はどこだろう?と言うと、Aちゃんが気まずそうに「ポケットの中……」といいます。

 おや?と思い、ジャケットのポケットを見ると……ありました。

 とても恥ずかしいです。どうして確認していなかったのでしょう。

 お姉さんご迷惑おかけして申し訳ありませんでした、、、、。そしてAちゃん教えてくれてありがとう。

 それにしてもドイツの人は英語が上手ですね。私は日本で外国の人と同じようなハプニングがあっても(このようなハプニングを起こすのは私くらいだと思いますが)あのお姉さんのように落ち着いて英語で話すことはできないと思います。もしかすると英語圏から来た旅行者という可能性もありますが、なんにせよ英語でコミュニケーションを取る力は大事ですね。

 

展示室の話

 無事携帯も見つかり、展示室へ。

 中世犯罪博物館は中世のローテンブルクの刑罰や裁判、拷問等の歴史を扱った博物館です。中の写真を撮っていいのか受付の人に確認し忘れたため、撮っていいかわからなかったので写真はありません(^^;)

 展示室は地下から始まり、薄暗い中に恐ろしい拷問器具が沢山並んでいます。どれも実際に使われていたもののようです。

 以前、大学で魔女裁判の講義を受けたのですが、ドイツの話であったことと拷問の話も出てきたこともあり、講義に出てきたなあと内容を思い出して密かに感動していました。

 以下、展示されていたものを紹介していきます。

アイアンメイデン

 二階にはアイアンメイデンがありました。内側にトゲのついた樽の中に人を閉じ込めるので有名なのですが実際には中にトゲはなくて樽の中に入れて辱めるものだったようです。

トゲだらけの椅子

 「使われすぎて先が丸くなってるんじゃない?」?とAちゃん。確かにトゲというよりツボ押し程度に丸みを帯びています。生々しい……。

恥辱のマスク

 様々なデザインのものがたくさんありました。意味がそれぞれあるみたいです。 

 中世では身持ちが悪い女の人はすぐにマスクを付けられてさらし者にされたとか。

 男性用のマスクもありました。下品なことを言ったりするとつけられたそうです。

藁のベール

 これも身持ちの悪い女の人用です。結婚式に新婦の身持ちが悪いと藁のベールを着けることになっていたそうです。また、結婚後七か月以内に子供が生まれても罰せられたそうです。厳しい世界ですね(><)

 楽器が下手な楽手は笛のような形の手枷をされてさらし者にされたそうです。手枷をしているところは笛を吹いているように見えるのだとか。

 喧嘩をしている女性二人の首に嵌める枷もありました。一枚の長方形の板の両端が枷になっていて、二人が向き合うように嵌め、喧嘩が収まるまでさらし者にするらしいです。ご近所さんと喧嘩はできないですね。

鉄の錘

 ミサ中に寝たら首に付けられて晒し物にされるらしいです。なかなか重そう。

 Aちゃんが「私絶対これつけられる……」と言っていました。

 展示されてる向かいの壁に鉄の錘をつけて晒し物にされている人を下を出して笑っている子供の絵がありました。嘲笑してるけどこの子供も数年後にはミサで寝て刑罰を受けてるかもしれないなあと思いました。

 壁の絵

 壁にはほかにも講義で見たような中世ドイツに描かれたモノクロのイラストが沢山ありました。どれもマスクや枷のような器具によって罰が与えられている人とそれを周りの人が嘲笑している様子が描かれています。ある絵には来るときに実際に見た時計台が描かれています。

 ローテンブルクでは刑罰はマルクト広場で執行されたそうです。先ほど自分が実際に見た建造物が描かれていると、物語の世界ではなく歴史なんだと実感が持てて興奮しました。

 拷問グッズではないですが、権力を表す杖が沢山ありました。どれも頭には様々な装飾が施してあり、人の頭のような形もありました。意味がありそうなのでじっくり見たかったのですが、時間が押しているので駆け足でよく見れませんでした(;;)

当時の学校

 当時の学校の様子を描いた絵やミニチュアがありました。寝てる子供を鞭で教師が叩こうとする絵や部屋に閉じ込められて泣き叫ぶ男の子の絵。今の日本だったら体罰で訴えられますね。

 木馬も展示してありました。学校のミニチュアを見ると、子供がロバのような被り物をして木馬に乗っています。遊ぶものではなくお仕置きのためのもののようです。

 このころの社会は恐怖で人を支配していたんだな~っていうのがよくわかります。以前哲学の講義でフーコーさんがそんなことを言っていたって聞いたな~と思い出します。(フーコーさんはフランスの人ですが)

 

 集合時間ギリギリになってしまったので最後の方は駆け足になってしまってとても残念でした、別館では宗教改革についての展示もあったのでもっと見ていたかったです。

 

 入口では晒し台体験ができるらしく、せめて写真撮りたい!と思ったのですが、人がいたのでさすがに羞恥心が勝ち、実際に頭と手首を入れるのはやめました。

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入り口にある晒し台。実際に頭と手首を入れられます。

 

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檻のようなもの、これも晒されるようかな?

 

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水責め用の檻。檻の中に人を入れて水に沈めるそうです。

 

 展示を見ているとこんなことも罰せられちゃうの!?と思ったことが結構あったのですが(演奏が下手な楽手の話とか)当時は娯楽が少なかったから晒し物になった人を見に行くのも一つの娯楽だったと聞いたことがあります。だからなんでもかんでも罪になったのかなーと思います。

 人を見世物にしなくても娯楽が沢山あって今の世の中は良いですね。

 今回は時間に追われてしまって終盤が駆け足になってしまったのでまた機会があったらじっくり中を見にいきたいです。

 

 ローテンブルクからハイデルベルクに向かうバスでガイドさんに聞いたのですが、ろローテンブルクは伝統ある町でローテンブルクの人たちはみんなプライドが高いそうです。日本でいう京都みたいだなと思いました。

 

 そんな感じでカラフルで可愛らしい伝統的な町、ローテンブルクを後にしました。次はハイデルベルクに行きます!

 

 

 

 

 

 

まるで童話の世界!ローテンブルク編①~海外初心者の女子大生二人でヨーロッパ旅行に行った話#6~

 

 こんにちは!今回はローテンブルクに行った話をしたいと思います!

 

SAの話

 ドイツのSAのトイレは有料です。噂には聞いていたのですがどんな感じなのか全く予想がつかない。実際に行ってみると、トイレの入り口がゲートになっていてお金を入れる機会が設置されていました。なんとお金を入れるとSAのショップの50セント割引券が出てきます!

 トイレは使用後、水を流すと便座がくるっとまわって消毒してくれます。言葉だけだと全く意味がわからないと思うのですが、実際に見ても全く意味がわかりません。

 めちゃくちゃ近代的で衛生的ですね。でもウォッシュレットはないのだとか。ウォッシュレットがついたら完璧だと添乗員さんが言います。

 

 SAのショップではミネラルウォーターを買いました。飲み物売り場には沢山ミネラルウォーターが並んでいたのですが、炭酸入りのものもあるらしく、同じツアーの人とどれでしょうね~と混乱しながら選びました。

 Aちゃんが調べたところによると、日本でも売っている銘柄(ボルビックやエビアン)等は炭酸が入っていないそうです。

 

 SAを出ると雨がぽつぽつと降ってきました。ローテンブルクに着くまでに止んでほしいです。

 バスの中で添乗員さんの話を聞きます。ドイツは衣食住を重視しており、食は質ではなく量を重視するのだとか。日本との違いを感じます。

 

ローテンブルクの話

 ローテンブルクに着くと雨は無事止み、青空が見えました。

 ローテンブルクは城壁にぐるっと囲まれた町なのでまずは城壁に作られた入り口を通って中に入ります。中世的なロマンを感じてわくわくです。

 

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 外から見た城壁

 

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 城壁の入り口

 

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 中から見た城壁

 

 街並みはとってもメルヘンで可愛らしい。ドイツって言ったら思い浮かべるメルヘンな風景そのままです。城壁の中に入ってから写真を撮る手が止まりません。ツアーの人たちに置いて行かれかけます。

 

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 城壁近くの塔

 

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 伝統的な家たち

 

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 とてもカラフルで窓辺の花が良く映えています。

 

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 美しい装飾が施された吊り看板がどの建物にもあって素敵です。

 

ヤコブ教会の話

 まず聖ヤコブ教会に行きました。この教会には三滴のキリストの血というとんでもないお宝が保管されています。二階に上がって実際にそのお宝の祭壇を見てみましたが……高すぎて何も見えない。キリストの血が入っているという水晶のようなものは見えたのですが、残念ながら血は確認できませんでした(^^;)

 

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 精巧なレリーフの美しい祭壇。上部の十字架の水晶の中にキリストの三滴の血が入っているそうです。

 

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 教会の内部はこんな感じ。独特の神聖な雰囲気があります。

 

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 前部の祭壇。窓のステンドグラスがとても美しい。聖ヤコブ教会のものは教会の中でも非常に貴重なものらしいです。

 

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 聖ヤコブ教会の窓のステンドグラスたち

 

 入口近くにはアフリカの人たちが作った木彫りのロザリオが売っていました(^^)

 聖ヤコブ教会は言葉を失うくらい素敵な場所でした。

 

お土産屋さんの話

 ローテンブルクの中央の広場にはからくり時計があり、一時間ごとにからくりが動くそう。みてみたい!ということで広場の近くのお土産物屋さんを見ながら次にからくり時計が動く時間、13:00を待ちます。

 ローテンブルクは素敵なお土産屋さんが沢山。一年中クリスマスといわれているクリスマスグッズが一年中売ってあるお店があるそうです。他にもぬいぐるみを屋さんや雑貨屋さん、ショーケースを見るだけで魅力的でワクワクするお店ばかりです。

 

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 お土産屋さんのディスプレイ①巨大くるみ割り人形

 

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 お土産屋さんのディスプレイ②かっこう時計

 

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 お土産屋さんのディスプレイ③テディベア。一番左はパディントンでしょうか。

 

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 お土産屋さんのディスプレイ④ドイツの民族衣装

 

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 お土産屋さんのディスプレイ⑤雑貨

 

 聖ヤコブ教会を出た所ではお土産屋さんのお兄さんが日本語で話しかけてくれてこんなチラシをくれました。

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 バリバリ日本語です。

 

 お土産屋さんの一つに入るとかっこう時計が沢山ありました。そのうちの一つが鳴るところを聞いて感動!本当に屋根からかっこうの鳥の人形が出てきてかっこう、かっこうと鳥の鳴き声がします。大きいものは人形の作りなどが細かく、見ていてとても楽しいです。お金があれば大きいの買いたかった……。

 時計機能はなくても振り子機能のあるかっこう時計を模したマグネットや壁掛けはわりかしお手頃な価格で売っていました。英語で「Cuckoo clock」と書いてあり、英語名そのままなんだなと思いました。

 マグネットもたくさんありました。わりかし安値で買えるお土産なので地域のマグネットはつい買いたくなってしまいます。今回は買いませんでしたが、「ローテンブルク」と下に書かれた民族衣装を着たクマのマグネットに少し心が惹かれました。

 奥の方にはクリスマスグッズも売っていました。ローテンブルクはクリスマスの時期になるとクリスマス市で賑わい、町もクリスマスグッズを前面に売り出して華やかになるらしいのでクリスマス時期のドイツも訪れてみたいですね。

 

からくり時計の話

 からくりの始まる五分ほど前にお土産屋さんを出ました。あいにく雨がまた降り始めたみたいです。

 からくり時計はマルクト広場にあります。マルクト広場には市役所があるのですが、みんな市役所の中で雨宿りをして時間になるのを待っています。みんな頭いいな~と思いながら真正面で見たい私とAちゃんは雨の中マルクト広場の真正面で待機します。

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 マルクト広場の時計台と市庁舎

 

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 鳩が悠々と歩いています。

 

  雨の中、時間が来るのを待っていると「雨の中わざわざ待ってるの?」と声をかけられ、見ると同じツアーのお姉さん! 「なんか広場にいる人見たことある人ばっかだね」と言うのでよくみてみると、確かに広場で傘をさして時計を見上げて待っている人たちはみんな同じツアーの人たちです。みんな考えることは一緒なんですね。

 

 13:00になりました。鐘と共に文字盤の両隣の窓が開きます。この時計のからくりは、将軍とお酒の飲み比べをしてローテンブルクの町の危機を救った市長さんの話を元にしているそうです。(詳しくはウィキペディアをご参照ください)

 からくりの内容は、窓の中の二人がそれぞれ交互に酒の器を傾けるというものでよく目をこらしてみないと見逃してしまいそうなほどシンプルなものでした。

 

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マルクト広場のからくり時計。よく見ると人形がジョッキを傾けています。

 

シュネーバルの話

 小腹が空いたのでローテンブルクの名物と噂のパン、シュネーバルを食べることにしました。今回初めて知ったのですが、ドイツはパンの種類が世界で一番多いらしいですよ。

 シュネーバルは「雪玉」という意味だそうで、スタンダードなものは何層にも丸く重なったクッキー 生地の上に粉砂糖がかかっています。

 食べてみると思ったより甘くなく、サクサクして食べやすいです。噛り付くとボロボロこぼれやすく、砂糖が服にも付いてしまうので一枚づつ生地の層を剥がしてゆっくり食べた方がよさそうです。

 食べながらぷらぷら町を歩いていると、日本でもよく見る、話しかけたら人の言葉を激しい動きと共に真似して喋るおもちゃが外に置いてあるお店がありました。ためしに話しかけてみました。

私「こんにちは」 

おもちゃ「……」

 反応がありません、何回か話しかけてみましたが同じです。ふと思いついて英語で話し掛けてみました。

私「ハロー」

 すると

おもちゃ「ハロー!!!」

 なんと、日本語には対応していなかったのです!!!!ちゃんと言語を認識する能力があるんですね。

 

 シュネーバルを食べながら、ガイドブックを見て行きたいね~とAちゃんと話していた中世犯罪博物館に向かいます。

 道中、かわいいぬいぐるみ屋さんを発見!シュネーバルを食べ終えたAちゃんが入っていきました。欲張って大きいサイズのシュネーバルを買った私はまだ食べ終わっておらず、店の前で待ちます。見たかった……。

 

 Aちゃんを待っている間にシュネーバルも食べ終わり、Aちゃんが帰ってきて散策再開です。

 早く中世犯罪博物館に行かないと時間がなくなることはわかっているのですが、またもや魅力的なお店を見つけてしまいました。

 入り口に甲冑やドイツ騎士団の制服、緑の民族衣装がかかっているお店です。これは、入るしかありません。

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 心を惹かれた入り口。

 

 中はドイツ騎士団の人形や甲冑、羽根ペンや剣や皮の留め金付きのノートなど、中世のロマンを感じるアイテムが沢山。

 Aちゃんはお父さんにドイツのワシの紋章が描かれたトレーナーを購入。なんとサイズがSかXXLしかないという極端なラインナップ。

 

 お買い物を終え、いよいよ中世犯罪博物館へ!

 中世犯罪博物館の話は次回、おとどけします(^^)