旅行まとめ

旅行に行った時の話をまとめていきます。最近はあまり旅行に行けていないので雑記も書いています。

夕食を食べるのも一苦労!レストランでてんやわんやストラスブール編②~海外初心者の女子大生二人でヨーロッパ旅行に行った話#13~

 こんにちは!今回はストラスブールのレストランでの夕食の話をしたいと思います!

 

レストランに入ってから席に着くまでの話

 レストランに入りましたが誰も来ません。日本のように店員さんが来てくれるわけではないのです。

 おずおずしながらAちゃんと店員さんの気配があるところまで行きます。すると男性の店員さんがこちらに気づいてくれました。「ボンジュール!」というと「ボンソワール」と返されました。さっきまで道に迷ってわたわたしててあまり考えていませんでしたが、もう夜なのです。

 余談ですが、ドイツ、フランスと何日間かいてヨーロッパは朝が暗くて夜が明るいという印象を受けました。夜は八時くらいまで明るい気がします。

 店員さんに階段を降りるように言われ、川がすぐそばに見える下の階に来ました。しかし誰も案内してくれません。これは勝手に座っても良いのでしょうか。

 別の女性の店員さんが来て「トイレ?」というようなことを聞かれました。どこに座ればいいのか聞きたいのですが、英語が出てきません。

「ウェアー……、ウェアードゥーウィーシット?」

 なかなか苦しいです。果たしてちゃんと通じたのでしょうか。いざとなると英語ってなにも出てこないですね。

 しかし店員さん、「Oh,sit?」となんとか私の苦しい英語から言いたいことをくみ取ってくれたみたいで(今思い返すとsitはseatだったのかもしれませんが)窓とは反対側の奥の席を案内してくれました。

 

注文するまでの話

 席に着いて一息つきます。みると近くの席には同じツアーに参加している家族が。やはりみなさんここに来るのですね。

 何を食べようかとメニューを見ます。

 よ、読めない……。

 もちろんフランス語で書かれているので何が何だか全くわかりません。英語っぽいものも下に書いてありますが英語も読めません。(勉強不足)

 Aちゃんが「これ、飲み物じゃない?」と飲み物の欄に気づきます。本当です。飲み物はなんとか英語も読めます。せっかくなのでアルザスワインを飲むことに決めます。Aちゃんは「お酒は今日はいいかな…」と別の飲み物にするようです。

 料理も選びますが全くメニューが読めません。中央に「menu」と書いてあるおすすめお任せ料理っぽいものが載っていました。(後から見るとガイドブックに書いてあったのですが「menu」はメニューではなくコース料理だそうです。)それぞれ前菜、メイン、デザートを選ぶのはなんとなくわかりました。いろいろと悩んだ末、二人でこのコース料理を分けることに決まりました。

 

f:id:mimimimiysm:20200115143257j:plain

全く読めなかったフランス語。次行くときはせめてメニューは読めるようになりたい。

 

 店員さんを呼びます。この店員さんを呼ぶのも一苦労。店員さんが他のテーブルに来たタイミングでなんとか目を合わせ、手を挙げてアピールして「エクキューズミー」と言います。(二回くらいチャレンジしました)

 店員さんが来たので「キャンウィーシェア?」と料理を二人で分けられるか聞きます。大丈夫とのことなので安心して注文。一応、選ぶ形式なのか「キャンウィーチューズ?」と確認も取ります。

 前菜はスモークサーモン、メインは謎のチャレンジャー精神で英語を見ても何かよくわからないものにしました。上の写真だと一番上に書いてあるものです。ここだけの話、他はポテトだったのでポテトはもういいだろうという気持ちがありました。デザートはクレームブリュレとタルトが選べます。Aちゃんと迷ったあげく、タルトにしました。

 

料理の話

 まず飲み物が運ばれてきました。

f:id:mimimimiysm:20200115143148j:plain

 

 おなじみのアルザスワインです。Aちゃんは確かレモネードだったはずです。

 Aちゃんと乾杯し、飲んでいると前菜が来ました。

 

f:id:mimimimiysm:20200115143628j:plain

 

 二人で食べるのに十分な量です。サーモンが臭みがなくてとっても美味しい。いくらでも食べられます。

 前菜を食べ終わったころにメインが運ばれてきました。一体私は何を頼んだのでしょうか……どきどきです。

 

f:id:mimimimiysm:20200115143823j:plain

 

 これはっ……!とても美味しそうなのでは……!?

 鶏肉にクリームソースっぽい(クリームソースとは少し違う)ものがかかったものに茹でたほうれん草とよくわからない大量の細長くて黄色の物体。この黄色いものはなんなのでしょうか……。Aちゃんと疑問に思いながらいざ実食。

 鶏肉やっわらか……。

 ほろほろで柔らかくて食べやすいお肉です。ソースもクリーミーで美味しいです。ここはフランスなので実際は違うと思いますが、ほんのり味噌のような風味も感じました。ほうれん草もクセがなくておいしいです。そして、謎の黄色い物体。食べてみると小麦のような食感。麺でしょうか。鶏肉のソースを絡めるととても美味しいです。

 Aちゃんはこの麺「そんなにいっぱいはいらないかな…」というのでAちゃんの分も多めにばくばく食べてしまいました。

 食べ終わった後に調べたのですが、これは雄のひな鳥(coquelet)のワイン煮込みとスパッツェルというアルザス地方やスイスの卵麺だったそうです。メニューに書いてある「coquelet」が雄のひな鳥、「Riesling」がドイツのワインの種類です。

 図らずもアルザス地方の料理が食べられて満足です。

デザートのタルトはブルーベリーが乗っててとても大きいです。これは二人で分けるくらいで丁度良いですね。

 

f:id:mimimimiysm:20200115145209j:plain

 

 このタルト、とても美味しかったです。クリームはあっさりめで生地もしっとりしています。甘すぎなくて胃もたれしません。さすがフランスのお菓子です。

 

通じなかった話

 料理を食べているとき、お水が欲しくなりました。しかし、お水をくださいはなんといえばいいのでしょうか。

 ネットで調べると「I'd like some water,please」と出てきたので店員さんを呼んで言ってみます。しかし、いまいち通じていない様子。見かねたAちゃんが「ウォータープリーズ」と言ってくれて通じました。

 あまり難しいことは考えなくて良いのかもしれませんね。

 ちなみに、その後ガイドブックを見ると「ミネラルウォーターをください」のフランス語が載っていました。「ドゥローミネラルシルヴプレ」だそうです。

 

お会計の話

 ごはんも食べ終えお会計です。まず店員さんを呼ぶのが大変でした。フランスではお給仕してくれる店員さんはテーブルで決まっています。つまりお勘定をしてくれる店員さんも同じ店員さんを呼ばなくてはなりません。私はこの習慣に中々慣れれず、違う店員さんを呼びそうになってAちゃんに諭されました。

 なかなか店員さんを呼ぶことができずソワソワする私たち。気づけば結構長居してしまいました。周りのテーブルで食事をしているフランスの人たちは食事をしながらおしゃべりを楽しんでる人が多かったので、多少長くいてもあまり気にはされないのかもしれませんが。

 また余談ですが同じ階には英語を話す観光客のような家族もいました。観光客にもフランス人にも人気のレストランのようです。

 なんとか店員さんを呼びます。食べ終わった後、「お勘定お願いします」がまず英語でなんというかわからず、Aちゃんに「チェックプリーズじゃない?」と教えてもらいました。しかし、先ほど「ミネラルウォーターをください」を見たときに、ガイドブックにフランス語で「お会計お願いします」をなんていうのか書いてあったので使ってみたくなりました。店員さんを呼ぶまで頭の中で何回も繰り返しイメージトレーニングをします。ところが、いざ店員さんを眼の前にするとすっぽり頭から抜けてしまったので結局「チェックプリーズ」と言いました。付け焼刃は駄目ですね。ちなみにフランス語で「お勘定お願いします」は「ラディシオンシルヴプレ」でした。

 さて、飲み物の会計を別々にしたいと伝えなくてはなりませんが、英語でなんて言えばいいのでしょう。

 必死で頭を働かせ、ドイツの一日目で店員のお姉さんが飲み物の勘定を分けるときに「separate?」と言っていたのを思い出します。そこでセパレートを使って頑張って意思表示。あまり通じてなかったような気もしますが何とかお兄さんと英語でコミュニケーションを取りながらお金を払いました。「フランスの人はドイツの人よりあまり英語が上手ではない」という添乗員さんの言葉通り、お兄さんも英語がペラペラというわけではなさそうで少し親近感が湧きました。(私の英語が全くわからなかっただけかもしれませんが)

 そんなこんなでお会計は終了。「何かおつり足りなくない?」とAちゃんに言われましたが、もう疲れ切ったのでもう一度店員さんを呼ぶ元気はありません。英語を禄に喋れなくて色々とご迷惑をおかけし感謝料ということにしましょう。

 レストランを出る時、最後に感謝を伝えたくて「美味しかったです」とフランス語で言おうと思い、これもガイドブックを見て練習していました。しかしこれもいざ店員さんを眼の前にすると頭からすっぽ抜け。ただ、「デリシュー」という単語だけ覚えていたので「メルシー、デリシュー」と言いました。すると接客してくれたお兄さんがにっこりしてくれました。通じたのでしょうか。(ちなみに「美味しかったです」は「セテデリシューメルシー」でした。)

 今回は道に迷ったりレストランで言葉の壁を感じたり、初めて海外旅行で困った!っていう経験をしたなあと思いました。今までは添乗員さんについて行くだけでしたが、添乗員さんがいないと自分はこんなにも無力なのだと実感しました。同時に何とか言語を理解したりこちらの意思を伝えようと悪戦苦闘するのは、それまでは夢の一部のようにふわふわしていた旅行から自分は外国にいるんだと気を引き締めるきっかけになり、日本ではできない人とのコミュニケーションの取り方を経験するというちょっとした楽しさもあったなと思いました。

 次の日とそのまた次の日も夕食は自由なので今日の反省を生かしてもっとスムーズにごはんを食べたいなあと思いました。

 

帰り道とホテルに帰ってからの話

 無事ご飯を食べ終わり、レストランを出るとAちゃんが「めちゃめちゃ眠い」と言いました。私はそんなに眠くありません。前日は私が睡魔に襲われ、Aちゃんはけろっとしていたのでまるで逆です。

 お腹もいっぱいであとはもうホテルに帰るだけなので人気のない通り道を二人で「オ~シャンゼリゼ~」と歌いながら歩きます。これは不審すぎて怪しい人も逃げます。

 ホテルに着くとAちゃんは即就寝。シャワーを浴びると言っていたので先にシャワーを浴びた後につついてみましたが全く起きません。昨日の私のようです。

 お互い本命の国になると元気になるのでしょうか。なにはともあれAちゃんお疲れさまでした。

 コルマールで買ったジンジャーブレッドマンを寝る前に食べようか悩みましたが365カロリーもあったのでやめました。

 

朝の話

 次の日の朝はそんなに早く起きなくてもいいはずなのに癖がついてしまったのか5:30に目が覚めてしまいました。余裕があるのでそのままベッドでゴロゴロしているとAちゃんも起きました。

 朝食はビュッフェです。パンの種類が豊富!

 クロワッサンはサックサクで中はふわふわ、パン・オ・ショコラはチョコチップが入っていて丁度良い甘さ、マドレーヌはノイシュバンシュタイン城に行った時からずっと食べたいと思っていたシェル型のもの。しっとりふわふわで甘くておいしいです。メープルシロップをかけたので甘さもマシマシ。シフォンケーキは蜂蜜が練りこんであり、しっとりとろけます。食パンは小分けのヌテラを塗ると最高です。この小分けのヌテラ、日本でも販売してほしいです。

 朝食のパンは魅力的過ぎてシフォンケーキもマドレーヌも沢山食べてしまいました。

f:id:mimimimiysm:20200115154214j:plain

ストラスブールの朝食。美味しいハムもありました。

 

 大満足朝食を終え、バスに乗り込みます。次の目的地はランスです。

 

 ということで、次回はランスの話をしたいところですが、移動時間が結構長かったのでその間に添乗員さんから聞いた話をしたいと思います。スリの話もこの辺でまとめられたらいいなと思います。

 それではまた!