旅行まとめ

旅行に行った時の話をまとめていきます。最近はあまり旅行に行けていないので雑記も書いています。

「ブログを書く理由」について考えてみた

 きっかけは人生初めての友人とのヨーロッパ旅行の備忘録のためでした。

 何のきっかけかというと、ブログを始めたきっかけです。

 

 今回は「わたしがブログを書く理由」というお題について、私も今までに書いた記事を振り返りながらブログを書く理由を考えてみたいと思います。 

 

 さて、私がブログを書いたきっかけは友人との旅行の備忘録のためでした。とはいえ、私自身が最初から「この旅行をブログに書こう!」と思っていたわけではありません。

 行きの飛行機の中のことです。これから始まる旅行にただ胸を躍らせていた私の隣で友人が小さめのスケッチブックに何やら書きつけていました。それは、体験したことのイラスト付きのメモでした。その様子を見て私ははっとしました。

 決して安くはない費用を払い、憧れの国に10日間滞在するのです。1日1日の体験したことや学んだこと、交わした会話もそのままにして忘れてしまうのは勿体ない。私もこの旅行について記録を残そう!そう思い、私もスマホのメモに日記をつけることにしたのです。

 帰国後、友人とお互いの今回の旅行の記録を何かに残したいねという話になりました。同じ体験をしていても思ったこと、感じたことはそれぞれ違います。お互いに相手が今回の旅行で何を考えていたのかを知りたいと思っていました。

 Twitter(現X)での情報は文字数が限られているため断片的で、書けば書くほど記録も流れて行ってしまいます。LINEでは相手の反応を求める形になってしまい、お互い息苦しさがあります。そこで、ブログでした。

 自分のペースで自分の体験を整理し、書きたいことを存分に書ける。そして相手も相手のペースでそれを知ることが出来る。相手一人に向けて書いているわけではないので何かしら反応をしないといけないという圧迫感もない。

 ブログはまさに私たちの思い出の共有方法としてうってつけでした。

 旅行帰りの成田空港からの特急の中では旅行の余韻とブログを書こうというわくわくした気持ちでスマホを触っていたのを覚えています。どのサイトを使ってブログを作るのが良いかと検索サイトで調べ、初心者でも気軽に始めやすそうという事で開設したのがこのはてなブログでした。

 冒頭で私がブログを書く理由は備忘録のためと述べました。この備忘録の根幹にあったのは「友人と気軽に思い出を共有したい」という思いです。これが私の最初のブログを書く理由でした。

 

 さて、元々友人との旅行を記録するために書いたブログです。時々更新頻度を下げながらもなんとか楽しかった旅行の記録は全て残し終えました。また旅行に行くことがあれば何かしら投稿したいなと思いつつもそれからしばらくはブログを放置していました。

 

 次にブログを書きたいと思ったのは偶然開催されていることを知った「私〇〇部でした」のお題です。

 月日は流れて私はもう学生ではなくなっていました。年齢を重ねていく毎に学生時代がどんどん遠くなっていき、思い出も記憶からちょこちょこ抜け落ちていっているのを実感し、寂しく思っていました。

 そんな中、見つけた部活についてのお題。私にとって高校時に所属していた部活の思い出はかけがえのないものであり、このお題について記事を書きたいという気持ちが湧きあがりました。このまま積み重なっていく時間と記憶の中で大切な思い出を風化させたくない、そんな想いがありました。

 思い出を忘れたくないだけなら自分用に日記を書けばいいのではないかと考える方もいらっしゃると思いますが、思い出を整理して言語化するのは中々の時間と労力がいるものです。私は怠惰な人間なので自分1人の満足のためと考えるとそれなら覚えているだけでいいかな、写真を見るだけでいいかな、その時間でもっと違うことをしたいなと書かない理由を考え、書くまでは至りません。

 しかし、ブログであれば書きたいという気持ちになりました。何故でしょうか。

 まず、ブログは自分だけの文章ではありません。「自分の記事を誰かが読んでくれるかもしれない、あわよくば内容を魅力的に感じて何かしら反応をくれるかもしれない」という淡い期待を抱かせてくれます。自分にとって大切な部活の思い出を誰かに知ってもらい、「楽しそうだな」「素敵だな」と思ってもらいたいという欲求がありました。

 さらに、「今週のお題」は毎週みんなで同じテーマの記事を書いて楽しめる企画です。先述した想いからも、折角書いたのであれば沢山の人とは言わなくても読んでくれる人がいて欲しいなと思います。気合を入れて書いた記事が誰にも読まれずに埋もれていくのはやはり悲しいものです。

 「今週のお題」ですので書きたいと思ったこの瞬間に書かないと次の週には旬の話題ではなくなってしまい、読んでもらえる機会が少なくなってしまいます。今この時に書かない理由はありませんでした。

 まとめると2つ目のトピックについてブログを書きたいと思った理由、それは備忘録の他に「誰かに自分の体験を知ってもらい、魅力的に感じてもらいたかったから」でした。

 

 「今週のお題」の存在を知り、雑記も時々書いていけたらいいなとそれ以降は思っていたのですが先述した通り私は怠惰な人間です。それから特に何も投稿することなくまた数か月ブログを放置しました。 

 

 また書きたいという気持ちにさせてくれたのは北海道の上川町への旅行でした。

 自分にとって初めての体験と学びが多く非常に刺激を受け、帰り道で「これはもうブログを書かなきゃ!」という決意を固めました。その後の帰路は何を書こうかと考えることで頭がいっぱいでした。

 この時は備忘録はもちろん「自分が体験したこと、学んだことを通して感じた地域の魅力を発信したい」という気持ちがありました。お行儀の良い言い方をしましたが根底にあったのは「自分の思い出話を自分の気が済むまで誰かに聞いて欲しい」という欲求です。 

 

 私は元々、よく喋るタイプでした。人と話すと喋りたいことが後から後から出てきてガンガン喋ってしまい止まらなくなります。いわゆる「マシンガントーク」をする人です。しかし、年齢を重ねるにつれてコミュニケーション能力を高めなくてはと思うようになり、人と会話をする時も自分中心にならないように気を付けるようになりました。

 客観的に見てきちんとコミュニケーションが出来ているかはさておき、気を付けてはいるので自分の言いたいことを最後まで喋らずに飲み込むということもよくあります。しかし、私の「喋りたいことを自分の気が済むまで喋りたい」という欲求がなくなったわけではありません。

 その欲求を満たしてくれるのがブログでした。

 ブログは自分が話したいことを気が済むまで話させてくれます。アクセス数として記事を訪れてくれた人の存在がわかれば、最後まで読んでくれたという事にして「誰かが自分の話を聞いてくれた」という満足感も得られます。

 私のブログの更新頻度は決して高くはありませんし、投稿している記事の数も多くはありません。でも「これを誰かに話したい!」という体験やきっかけがあれば必ずブログを書きたくなります。 

 

 ここまで、自分のこれまでの記事を振り返りながらブログを書く理由についてあれこれ書いてきました。「備忘録兼友人との思い出の共有」という元々のブログの目的を達成した今、私にとっては「自分の話を満足がいくまで誰かに話したい」という欲求が最大の「わたしがブログを書く理由」です。

 この記事も自分が満足するまで書きたいことを詰め込みました。マシンガントークの気質は文章でも健在のため途中で読むのをやめた人もいるでしょう。それでも少しでも私の文章を読んで私の話を聞いてくれた人がいれれば満足ですし、最後まで読んでくれた方がいたならもう大大大大満足です。大がいくらあっても足りません。 

 

 それではお題についての結論も出たことですし、ここで筆を置こうと思います。

 また皆さんにお話ししたいことができた時にブログを通して私のマシンガントークを聞いていただければ幸いです。

 長文・乱文でしたがここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございました。