こんにちは!今日はコルマールでのお昼ご飯の話とワイン街道での話を書きたいと思います。
集合の話
集合時間になったのでツアーの集合場所に向かいました。ぞろぞろと同じツアーの人たちが集まり、全員集合かと思いきや人数が足りません。
同じツアーで仲良くなった大学生の二人組、MNちゃんとMKちゃんが来ないのです……。
一体どうしたのでしょう。みんなで待ってみます。何分か経ったとき、添乗員さんが
「ちょっと柄の悪い人たちが近くにいるので離れましょう」といいました。
柄の悪い人たち?
私たちが集まってる広場のすぐ近くでお酒か何かの缶を片手に談笑している男の人たちがいました。フランス語で話しているので何を言っているのかはわからず、雰囲気も日本のようにあからさまに他の人と違うわけではないのであまり気にしていませんでした。確かに少し声が大きいかなー程度です。
添乗員さんの言うとおりにみんなでその人たちから離れました。
そういえば、駐車場から観光地に行く途中にも大きな缶を持って何か一人で怒鳴っているようなおじいさんがいました。「酔っ払い?」とAちゃんも言っていました。
どこの国にも同じような人たちはいるんですね。
昼食の話
その後MNちゃんとMKちゃんも無事に来て昼食タイム!
同じテーブルにはMNちゃん、MKちゃんと二人組のお姉さん、それと空港で働いているという一人参加の女性です(英語がぺらぺら!)
まずテーブルに並べられたお皿を見て、私たちは歓声を上げました。
なんと絵柄がそれぞれ違うのです!!!!!!!
アルザスの風景でしょうか、それとも物語のワンシーンなのでしょうか。
みんなで自分のお皿の絵柄をすり合わせ、並べて写真を撮ります。並べるととっても素敵ですね。
コルマールはアルザス地方の町です。ドイツのすぐ近くなので歴史ではドイツとフランスが領有権を争い、ドイツだった時期もありました。ドーデの「最後の授業」はまさにこの地域のその時の話です。
さて、そんなアルザス地方、料理もドイツ料理寄りなのだとか。ジャガイモやザワークラウトはドイツと同じように日常的に食べるそうです。
今回の昼食はアルザス地方の名物を食べれる場所とのことでわくわくが止まりません。同じテーブルの人たちと写真を撮りあったりしていると程なくしてまず飲み物が運ばれてきました。
アルザスワインです!!!!!
おしゃれですね~。
ワイングラスはアルザスワイン専用なんです。
Aちゃんと乾杯し、味を楽しんでいるとメインの名物料理が運ばれてきました。
タルト・フランベです!!!!!!
もともと、一枚で出していたらしいのですが日本人があまりにも残すので二切れで出すことにしたらしいです。
とはいえ、スタンダードなピザと違って生地は固めで薄く、とっても食べやすいです。細長くて小さなベーコンとチーズが乗っています。
私はスタンダードなピザは結構お腹に重く、あまり好きではないのでこっちの方がサクッと食べられて好きだなあと思いました。
サイドディッシュです!!!
大量のザワークラウトの上にベーコンとソーセージが二つ。それと茹でたジャガイモです。ドイツっぽさがありますね。こっちの方がメインよりボリュームがあります。
厚切りのベーコンは噛み応えがばっちりです。コラーゲンのようなぷるぷるした部分も美味しかったです。手前のベーコンの表面の白い丸は何だろうか?とテーブルで少々物議を醸しました。(軟骨説と脂肪説が出ました)
ザワークラウトはドイツで食べたものより少し酸味が強めでした。とにかく量が多く、食べきれない人も。私もゆっくり食べました。
デザートのシャーベットです!!!
綺麗なサーモンピンクと白。同じテーブルのお姉さんが「石鹸みたい」というのでテーブルから笑いがこぼれました。確かに石鹸といわれても違和感はないです。雑貨屋さんにこういうお洒落な石鹸売ってますよね。
ピンクの部分はベリー系の味がしました。甘すぎなくておいしい。
白の部分はレモンでしょうか。とても酸っぱい(>*<)Aちゃんとすっぱいすっぱい言いながら食べました。
余談ですがレストランの店員のお姉さん、素朴でふくよかな感じでフランス絵画に出てくる女の人そのままだな~と思いました(ルノワールあたりとか)。
人知れず静かにテンションがあがっていました。
さて、お昼ご飯も食べ終わりバスに乗り込みます。次の目的地はストラスブールのホテルです。アルザスワイン街道を通りながら行きますよ~。
ワイン街道で聞いた話
ワイン街道はアルザスワインの原料のブドウが育てられている耕作地。山の方まで一面ブドウ畑で壮観です。
ちょっと奥に赤い三角屋根の家が密集しているのがまたいい味を出しています。
ワイン街道のブドウたち。普通のブドウより背丈の低い品種です。
バスの車内から撮ったのでちょっとぶれちゃってます。
バスの中で添乗員さんは「フランスの人たちの良いところは挨拶がちゃんとできるところ」といっていました。私もそう思います。表情も豊かなので初めて会ったお店の人でも歓迎されていると伝わり、気持ちよく買い物ができます。何より、お店の人に挨拶されるとこちらも挨拶を返せるのが良いですよね。
「日本も店員さんに挨拶が返せるといいんですけどね~、でも『いらっしゃいませ』って挨拶が返しづらいんですよね、『こんにちは』と返すと逆に店員さんびっくりしちゃいますし」
添乗員さんは以前、どこかの国の方に(中国あたりだったかな?)「なぜ日本人はお店の人に挨拶を返さないの?」と聞かれたそうです。
確かに日本では店員さんが一方的に「いらっしゃいませ」と言ってお客さんは何も返さないのが当たり前ですよね。レジをしてもらうときも「ありがとうございます」と言う人はゼロではないですがそれが当たり前という風潮はないように思えます。
以前スーパーでレジのアルバイトをしたとき、「いらっしゃいませ」に対する返答はなくても特に何も感じませんでしたがレジ打ちをして「ありがとうございます」と言われたらとてもうれしく、それから私も買い物の時はレジを打ってくれた人にお礼を言うようにしています。
「いらっしゃいませ」に対して返答するのが日本では難しくてもレジを打ってもらったことに対するお礼は言えます。お店の人は仕事だからしてもらって当たり前と思わず感謝の気持ちを忘れずにいたいですね。添乗員さんの話を聞きながらそんなことを思いました。
添乗員さんの話題が変わり、ヨーロッパの大学生の話になりました。
ヨーロッパの大学は入学は簡単でも、卒業が難しいそうです。入学が難しくて卒業が簡単な日本の大学とは逆ですね。そのため、ヨーロッパの大学生は勉強が忙しく、アルバイトをする時間がほとんどないのだそう。だからレストランなどで働いている人たちはみんなプロ。ほとんどの学生がアルバイトをしている日本とは全く違いますね!
そんなヨーロッパの大学生ですが短期のアルバイトはたまにするそうです。それが、正に私たちが眺めているブドウ畑のアルバイト。業務内容はブドウの枝切りやブドウ摘みを手伝います。日給3000円くらいでお昼ご飯とワインが出るそうな。
ところで、前回コルマールの窓の写真を沢山載せましたが窓辺に花が飾ってある建物が沢山ありましたよね。民家にも花が飾られていたりしました。
フランスの家で窓辺に花が置いてあるところは役所から景観を守るために花の種類まで指定されているそうです。花が枯れてたりすると役所から通達が来るのだとか!
綺麗な景色はちゃんと地域で管理されているんですね。
そんなこんなでバスはストラスブールに向かいます。
ということで次回はストラスブール編!ではまた!